2021年2月、戸倉三山(刈寄山・市道山・臼杵山)から陣馬山方面の登山に行ってきましたので、その時の情報などを記します。実際に登る際の参考にして頂ければ幸いです。
続きを読む年越し雲取山その1(奥多摩駅→六ツ石山→鷹ノ巣山→七ツ石山→奥多摩小屋)
Twitter等でも偶に報告させて頂いておりましたが、年末年始初日の出を見に雲取山へ登山に出かけてきました。
ただ、寒かったり単純にしんどかったりで色々過酷だった登山の直後、緩慢な正月の空気に当てられたりで落差が大きかったのか、心身共にその後暫く骨抜きになり記事にできずにいました……が、そろそろまた山に登りたい衝動に駆られてきたので、今になって書き上げたという次第です。
という訳で時期的に少し遅れてしまいましたが、本年もよろしくお願いします。
初日であり大晦日でもあるこの日は青梅線の終点である奥多摩駅を出発、雲取山へ向けて石尾根を辿って行きます。六ッ石山、鷹ノ巣山、そして巻道も存在する日蔭名栗山や高丸山も愚直なまでに尾根伝いに進んでいき、七ツ石山を少し過ぎた辺りで宿泊予定だった雲取山避難小屋の混雑を懸念して野宿。周囲に人気の全く無い寒風吹き荒ぶ尾根上、一人寂しく年を越しました。
続きを読む御正体山から西丹沢その3(犬越路→西丹沢ビジターセンター、帰路など)
前回記事『御正体山から西丹沢その2』からの続きです。
最終日であるこの日は前日宿泊した犬越路から檜洞丸に登り返し、蛭ヶ岳、丹沢山といった丹沢主稜方面に足を伸ばして最終的には宮ヶ瀬に下る……当初はそんな感じのそこそこ歩き甲斐のある予定でした。しかしこの日は朝から天気が悪く中止。せめて檜洞丸だけでもと小屋の中で粘るも、一向に好転しない天気に見切りを付けて下山しました。以降は麓の山北でお風呂に入ったりSLを眺めたりしながら適当に帰宅。
続きを読む御正体山から西丹沢その2(油沢ノ頭→菰釣山→畦ヶ丸→加入道山→大室山→犬越路)
前回記事『御正体山から西丹沢その1』からの続きです。
中日である二日目、油沢ノ頭を出発した後は菰釣山方面に甲相国境尾根を東進し、畦ヶ丸以降は西丹沢の山々を縦走。加入道山、大室山と一つ一つのピークの起伏はそれまでと比べると大きくなりそこそこ辛い尾根歩き。途中で残る一本のストックも折れて一時は丸腰での登山を余儀なくされたりしましたが、落ちていた木の枝を代用するなどして対処し、当初の予定通り犬越路の避難小屋に到達しました。
続きを読む御正体山から西丹沢その1(谷村町駅→御正体入口→御正体山→山伏峠→油沢ノ頭)
コロナに翻弄された2020年もラスト1ヶ月を残すのみとなりました。このくらいの時期に入ると流石に寒いのでテント泊の登山なんか普段はやらないのですが、10月末に行った尾瀬方面の登山が不完全燃焼な結果に終わってしまったので、今年はもう少し延長戦をと、近場の本来日帰りで登るべき山を無理やり繋げてテント泊(避難小屋泊)縦走と行ってきました。
行き先は御正体山から西丹沢にかけてのエリア。御正体山から甲相国境尾根の稜線かけては完全に未踏。西丹沢に関しては何年も前に最高峰である檜洞丸を日帰りで登った事がある程度で、殆ど足が向かない山域でした……どちらも公共交通機関を使ったアクセスが悪いのが原因。
ですが泊りがけであればアクセスが難しい甲相国境尾根の山々なども尾根伝いに歩いていける時間的余裕があるので、この際一気に歩いてみようと思った次第です。
結果として見れば今回の山行も3日目に雨に降られて途中撤退という至極中途半端な結果に終わってしまったのですが、泊まりがけの登山で山中ダラダラ過ごしたいという本来の目的は一応達成できたので満足しておきます……本音を言えばやはり丹沢主稜の方まで歩いて繋げたかったんですけどね。
初日は富士急行の谷村町駅からスタート。土休日のみバスを利用して最初の舗装路歩きはカットできますが、この日は生憎平日なので諦めて駅から歩き始めました。道中は水場が一切無く、7リットル以上の水を担いでの御正体山の登りは中々にきつく感じました……天気も悪い上に木々が茂っていて展望自体も良くないので修行のような登山。山伏峠から先は甲相国境尾根に入り菰釣避難小屋を目指すも途中で日没、タイムオーバーとなりやむなく油沢ノ頭のピークにてテントを張りました。
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