山とか酒とか

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【2020年6月】谷川連峰登山についての情報と記録

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2020年6月、上越国境の谷川連峰に行ってきましたので、その時の情報などを記します。実際に登る際の参考にして頂ければ幸いです。

目次

谷川連峰についての案内

谷川連峰とは

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谷川連峰群馬県新潟県の県境、所謂上越国境に位置し、中央分水嶺を形成する山々です。標高は2,000m前後(最高峰は仙ノ倉山の2,026m)の山が続きますが気象の過酷さから森林限界が低く、2000mの標高ながら全体的に高山の雰囲気で、場所によっては高山植物の群生等の見物を楽しむ事ができます。

特に主峰である谷川岳に関してのみ言えば山頂近くまでにロープウェイが整備されており、山頂駅からのコースタイムも2時間強程度と手軽で、春夏秋冬問わず気楽に登れる山です。紅葉の時期等はロープウェイ乗り場に行列ができる程に混雑します。

一方、谷川岳や麓から近い仙ノ倉山、平標山等を除くと有人の山小屋が殆ど無いので、多くの人が行き交うメインのルートを外れると大半は静かな山歩きを楽しめます。

しかし前述の通り日本海側と太平洋側の大気がぶつかりあう中央分水嶺に位置する為に天候が一年を通して不安定で、一度荒れると真夏でも低体温症のリスクがある程に体感温度が下がるような事もあるので、実際に登る際は天候には細心の注意が必要です

登山口への公共交通を使ったアクセス

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朝日岳 (白毛門)

土合駅、及び登山口に当たる土合橋の駐車場から登り始めます。1日5往復の上越線普通列車を利用する他、上毛高原駅水上駅方面からやってくる関越交通運行の谷川岳ロープウェイ行きのバス(時刻表)も付近を通過するので利用可能。

バスの方はほぼ毎時1本出ているので、本数の少ない電車より利便性が高いです。

谷川岳

谷川岳ロープウェイを利用し天神平まで登り、そこからの往復が最もポピュラーなコースです。ほか日本三大急登の一つである西黒尾根を経由するもの、田尻尾根を経由して天神平まで自力で登るもの等コースのバリエーションに富んでいますが、いずれにせよ谷川岳ロープウェイの乗り場が起点となります。

ロープウェイ乗り場へは上毛高原駅水上駅から関越交通のバスの便(時刻表)が豊富にありますが、土合駅利用の場合は少し歩きます(ロープウェイ乗り場まで2~30分程度)。

また健脚の人であれば一ノ倉岳茂倉岳と経由して茂倉新道を土樽駅に下るコースも人気があるので、自信がある人は視野に入れると良いでしょう……ただし土樽駅土合駅同様に1日5往復しか本数がありません。

平標山・仙ノ倉山

三国街道沿いの元橋、及び平標登山口のバス停から平標山平標山の家と周回し、余裕があれば仙ノ倉山に足を伸ばすコースがポピュラーです。両バス停は南越後観光バスによって越後湯沢駅発着のバスが1~2時間に1本程度(時刻表)確保されているので利便性はそこそこ高いです。

平標山の家にて一泊する場合は群馬県側、猿ヶ京~法師温泉を繋ぐみなかみ町営バス(時刻表)を利用し、法師温泉永井宿付近から登る(下る)事も可能です。自分は前2回こちらを利用して登りました。

今回歩いたコースの状況 (歩きやすさ、水場等の情報)

上記のコースで歩きました。

土合駅白毛門→朝日岳

白毛までは休み無しの急登が続き、途中松ノ木沢ノ頭付近から森林限界となります。傾斜が全体的に急なので途中、手を使って登るような所も幾つかありますが、そこまでの難所はありません。

朝日岳の水場は宝川温泉方面のコースを少し下った所にありますが、早い時期ですと雪に埋もれている可能性が高いので注意。今回行った時も何がなんだかよく分からないような状態でした。

朝日岳→清水峠→茂倉岳→谷川岳

朝日岳から清水峠までは部分的に急な下り坂があり、途中崩落地のトラバースもあります。

清水峠白崩避難小屋朝日岳寄りの小さな小屋のみ利用可。水場は謙信尾根コースへと続くトラバース路を5~10分程進んだ先にあります。

以降はなだらかですが一つ一つのピークの標高差が大きい稜線歩き。道の状態は悪くありません。一ノ倉岳~谷川岳は切り立った地形で、岩場の登攀が数箇所あります。

谷川岳万太郎山仙ノ倉山

オジカ沢ノ頭の東側には岩場の登攀、巻道などがありますが区間は短いです。以降は特に難所はありませんが、両側が切れ落ちた痩せ尾根が続く箇所もあるので足元には注意が必要です。

大障子避難小屋の水場は群馬県側にかなり下った所にあります。(笹狩りテーピング等あり)

仙ノ倉山→平標山→三国山三国峠→浅貝

仙ノ倉山以降は特に問題ない道で、道標も多く道もよく整備されています。水は平標山の家にて補給可能。

実際の山行記録

谷川連峰 その1 (土合駅→白毛門→笠ヶ岳→朝日岳→清水峠)

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初日は地中深い土合駅からスタート。白毛笠ヶ岳と経て主峰の朝日岳までコースタイムで5時間40分もの連続した登り。初っ端から足に堪えるものの、この日は他と比較して気温がそこまで上がらず、朝日岳からの展望かなり遠くの山まで見渡せ、そして癒される。宿はそこから少し下がった所の鞍部にあたる清水峠にて。

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谷川連峰 その2 (清水峠→蓬峠→茂倉岳→谷川岳→大障子避難小屋)

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中日であるこの日、七ツ小屋山武能岳茂倉岳といった強烈な登り返しに打ちのめされながらもなんとか今回の山行においての核心部的な位置付けである谷川岳へ。今回は全体的に猛暑でしたがこの日は特に酷暑で、肩の小屋到着時点で水が殆ど尽きかける。小屋で補給しようとするもコロナ自粛により休み。暫し悩みましたが残雪は豊富なので続行する事に……無事に大障子避難小屋の水場にありつけた時は心底安堵しました。

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谷川連峰 その3 (大障子避難小屋→万太郎山→仙ノ倉山→三国峠→浅貝)

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最終日は大障子避難小屋から万太郎山エビス大黒ノ頭仙ノ倉山と主稜を西に越えていく。仙ノ倉山まではエグい登り返しが続くも、平標山の手前に入ると一転して起伏のなだらかな花畑。以降は三国山三国峠と過去何度か歩いた道を進み、そこから旧三国街道経由で新潟県側の浅貝に下山しました。予定では三国峠から白砂山方面に進むつもりでしたが、翌日梅雨入りで雨に振られるのが分かっていたのでこれにて打ち切り

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