山とか酒とか

登山やお酒を始めとした趣味全般を雑多に、また個人的に有用だと思った情報を紹介しています。

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【2021年6月】上信越国境登山についての情報と記録

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2021年6月、信越国境方面の登山に出掛けてきました。この記事ではその時の情報などを記しますので、実際に登る際の参考にして頂ければ幸いです。

目次

山域の案内

信越国境という定義

今回は上越国境における交通の要衝地である三国峠から入山し、中央分水嶺を尾根伝いに西進。白砂山、野反湖を越えて岩菅山横手山を始めとした志賀高原の山々の登山を楽しみました。

山域としては野反湖を境に東側は上越国境谷川連峰)の山々、西側は志賀高原の山々という具合に分かれています。前者の上越国境とは即ち上野国群馬県)と越後国新潟県)の国境つまり県境という定義ですが、白砂山以西は上野国信濃国長野県)の境界線上となるので、こちらについては信国となります。ただし上信国境というのは山域としてはあまり使われない用いられ方で、山域としては専ら前述したような志賀高原とした呼称が一般的です。

故に当初、表題は上越国境・志賀高原といったように二つ羅列したものにしようと思ったのですが、いまいちスマートではなく却下。ならば上越国境と上信国境を引っ括めて信越国境とした方が簡潔で良いのではと思った次第です。

信越って地方の括りとしてはそこそこメジャーですが、実は環境省の指定を受けた「上信越高原国立公園」という由緒ある名称も存在するので、明治以降になって周辺の観光開発の一環で名付けられた「志賀高原」という名称よりはよっぽど歴史のある括りなんじゃないかと思ったり……と色々思案した結果こうなった訳ですが、一度の登山で複数の山域に跨がる場合って表題をどうするべきかが毎回悩みの種となります。

上越国境の山々(稲包山、上ノ倉山、白砂山)

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上越国境とは定義上、群馬県新潟県境という意味合いを持ちますので三国峠以東や谷川連峰、果ては巻機山平ヶ岳尾瀬ヶ原の辺りも包括している訳ですが、便宜上ここでは今回自身で登った山のみ紹介させて頂きます。

まずは中央分水嶺上に位置する三国峠。稜線上にありながら標高は1,303mと周辺の山々も大きく窪んでおり、旧三国街道が通される等古くから交通の要衝として多くの人が行き交う場所でした。昭和に入り、直下にトンネルが通される等して人々の往来は往時より減少しましたが、三国山の登山口、及び谷川連峰縦走における西側の起点として現在でも登山者を中心とした一定の利用があります。

三国峠以東は平標山、仙ノ倉山等といった著名な山の多く人気の高いエリアですが、西側は対照的にネームバリューの富んだ山嶺は乏しく、比較的訪れる人が少ない地味な山域となります。稲包山三国峠からそうした方面に2~3時間程度進んだ所にあるピークですが、ぐんま百名山の一つに指定されており、三国峠を絡めた周回コース等でそれなりに登られる山のようです。かつては信仰の山で、山頂部には麓の四万温泉にある稲裹神社の奥社が鎮座しています。

更に西側、新潟県側の登山口となる浅貝方面との分岐に当たる三坂峠より先。セバトノ頭、上ノ倉山、上ノ間山といったピークを辿る稜線はぐんま県境稜線トレイル整備の一環で2018年に新規に開通したコースで、それまでは深い藪に閉ざされていました。整備後は上ノ倉山東側のムジナ平付近に避難小屋や水場が設けられる等、一泊行程での登山も容易になりました……とは言え、距離も長い上に途中のエスケープルートが皆無という事もあって人通りはそこまで多くない区間

新規開通区間を越えた先、既存ルートに合流した地点にある白砂山日本二百名山にも選定されているピークです。群馬・新潟・長野の三県に跨がるという地理的に非常に山深い場所に位置しているものの、麓の野反湖から日帰りが可能と容易に登れる山なので、この山域では特に人気があります。

なお、いずれのピークも中央分水嶺上に位置しており、太平洋側と日本海側との空気がぶつかる関係として気候的に厳しい環境にあります。天気も非常に変わりやすく荒天時は夏季でも低体温症となる恐れがありますので、事前に天気予報をしっかり吟味してから臨みましょう。

三壁山・大高山・ダン沢ノ頭

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野反湖から志賀高原方面に向かう中央分水嶺の稜線上にこれらのピークはあります。両区間を結ぶ連絡路的な山域でありますが、途中には著名なピークは存在せず、野反湖の外輪を半周する三壁山、高沢山、エビ山の周回コースを除くとあまり人が入っていない様子。実際、道中では倒木に行く手を阻まれたり、道上が深い笹に覆われていたりしており、前後の区間と比較するとそこまで整備が行われていない、原生的な雰囲気の保たれた尾根道でした。

中間地点辺りには五三郎小屋と呼ばれる避難小屋が殆ど廃屋同然の様相を呈しつつも残っており、すぐ側には貴重な水場があります。かつてはそうした小屋が設けられる程に登山者が入っていたのでしょうが、日帰り登山の比重が大きくなった現在では歩き通す人もそこまで多くはない雰囲気でした。

志賀高原の山々(岩菅山、赤石山、志賀山等)

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スキー場が密集する全国屈指のスノーリゾート地として有名な志賀高原。古くから開発が行われたという事もあって麓までのアクセスも至便で、著名なピークの殆どは日帰りでの登頂が可能です。また、志賀高原を構成する山々の多くは火山性の山岳で、麓には湯田中温泉渋温泉、発哺温泉、熊の湯温泉と由緒ある温泉の多いエリアでもあります。

志賀高原の山としては特に岩菅山・裏岩菅山はこの山域での最高峰。その山体の大きさから一帯のシンボル的な山として知られており、日本二百名山の一つにも数えられています。山域内でも特に人気の高い山で、最短コースを辿ればコースタイム3時間弱という手頃さもその理由の一つ。

赤石山志賀山、裏志賀山、鉢山といったピークが並ぶ一帯も人気のエリアですが、岩菅山の辺りと比べると所要時間も短く、登山というよりはハイキングといった方が近いでしょう。一帯には赤石山麓大沼池や志賀山付近の四十八池と火山湖が幾つか存在し、そうした池巡りを楽しむコースも設けられています。

横手山草津白根山

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こちらも山域としては志賀高原に入りますが、中心部からやや距離がある上に独立峰然とした山容という事もあって、それぞれ単独の山岳と見られがちな山々です。

平坦な山頂が特徴的な横手山日本二百名山にも選定されており、志賀高原でも裏岩菅山に次ぐ第二の高峰。その山頂部はスキー場のゲレンデやロッジが立ち並んでいたりと観光開発著しく、夏山登山の季節でも山頂まで登山リフトが動いています。野趣のある山岳いうよりは高原リゾートの観光地といった風情で登山をする上では少し趣がありませんが、その分登頂は容易なので観光気分で気楽に楽しめる山でもあります。

草津白根山深田久弥著の日本百名山にもその記載がある事から、この付近でも随一の人気がある山岳。草津白根山とは白根山逢ノ峰本白根山等といった一帯の山々を包括した名称ですが、遊歩道が整備されている最高峰の本白根山方面に向かうのが登山のコース取りとしては専らの主流となっています。日本百名山の山々でも登頂が容易な山として知られますが、火山活動が非常に活発な活火山でもあり、度々入山規制の対象となります。近年では2018年に鏡池付近で噴火して以降、2021年3月に噴火警戒レベル1に引き下げられるまでは本白根山の山頂を含めた火口周辺部の立ち入りが規制されており、また警戒レベルが引き下げられた2021年6月現在でも地元自治体の判断による入山規制が継続して行われています。

登山口への公共交通を使ったアクセス

三国峠・稲包山

群馬県新潟県側双方から路線バスが利用できます。

群馬県側のアクセスの場合、上越新幹線上毛高原駅もしくは上越線後閑駅から関越交通バスを利用し猿ケ京バス停もしくは関所前バス停でみなかみ町営バスに乗り継ぎます。三国峠三国山方面に向かう際は終点の法師バス停が最寄りですが、永井宿郷土館入口バス停で下車して旧三国街道を経由するコースも起伏が少なく歩きやすいのでおすすめです。

稲包山に登る際は赤沢スキー場バス停で下車してムタコ沢の上流から取り付くか、同バス停からスキー場のゲレンデ脇を通り赤沢峠方面に登るかとなります。他、中之条町四万温泉から赤沢峠までの登山道が整備されているので、そちらを経由して登る事も可能。その場合、吾妻線中之条駅から四万温泉バス停まで関越交通バスを利用する事になります。

【時刻表】関越交通バス猿ヶ京線(沼田駅・後閑駅・上毛高原駅~関所前・猿ヶ京)

【時刻表】みなかみ町営バス(関所前・猿ヶ京~永井宿郷土館入口・赤沢スキー場前・法師)

【時刻表】関越交通バス四万温泉線(中之条駅~四万温泉)

新潟県側から入る場合は上越新幹線上越線越後湯沢駅から南越後観光バスを利用。三国峠に向かう際は終点の西武クリスタルバス停から国道沿いに南下してトンネル直前に設けられた登山口から旧三国街道の登山道へ。稲包山の場合は浅貝上もしくは苗場プリンスホテルのバス停で下車して旧三国スキー場方面に向かい、三坂峠方面に続く登山道に入ります。

【時刻表】南越後観光バス西武クリスタル線(越後湯沢駅~苗場プリンスホテル・浅貝上・西武クリスタル)

群馬県側のバス(法師16時台発が最終)と比較すると、新潟県側のものは比較的遅い時間帯でも運行されており利便性は高いです。法師に降りるつもりだったものの、少し長居してしまって間に合わない……なんて時も安心です。

2018年新規開通区間の山(上ノ倉山・上ノ間山等)

三坂峠から白砂山までの区間は麓に通じるコースはありません。東側は旧三国スキー場経由で三坂峠、西側は野反湖から堂岩山、白砂山と登るのがそれぞれ最短のアクセスとなります。

旧三国スキー場に向かう場合は上越新幹線上越線越後湯沢駅から南越後観光バスを利用し、浅貝上もしくは苗場プリンスホテルのバス停で下車。野反湖の場合は吾妻線長野原草津口駅からローズクィーン交通バスを利用して終点の野反湖バス停で下車。季節運行路線の為、冬季は麓の花敷温泉止まりとなります。

【時刻表】南越後観光バス西武クリスタル線(越後湯沢駅~苗場プリンスホテル・浅貝上)

【時刻表】ローズクィーン交通六合村地区路線バス(長野原草津口駅~野反湖)

白砂山

白砂山野反湖もしくは野反峠から八間山経由で登るのが主流ですが、バス利用の場合は吾妻線長野原草津口駅からローズクィーン交通バスで野反峠バス停、野反湖バス停で下車。季節運行路線で冬季は麓の花敷温泉止まりとなる上、本数が少なく日帰りは時間的に厳しいので、公共交通のみに限った利用の場合は野反湖のキャンプ場で前夜泊の行程とするのが無難でしょう。

ちなみに麓の花敷温泉から野反峠までの区間には野反古道と呼ばれる登山コースも整備されているので徒歩での往来も一応は可能です。その場合、吾妻線長野原草津口駅からローズクィーン交通バスを利用、花敷温泉バス停にて下車となります。

【時刻表】ローズクィーン交通六合村地区路線バス(長野原草津口駅~花敷温泉・野反峠・野反湖)

他、登山口のバリエーションの一つとして切明温泉秋山郷)があります。野反湖付近の分岐である地蔵峠から半日程度かけて北上した所と少々距離はありますが、道はそこそこ整備されており途中には避難小屋も設けられています。

切明温泉までのアクセスですが、バス路線は津南バス停(飯山線津南駅とは別の場所にあります)から南越後観光バス秋山線の見玉バス停で下車。見玉からデマンドタクシーに乗り継ぎ切明バス停で下車となりますが、デマンドタクシーは事前予約制であり乗車前日17時までの連絡が必要です。

【時刻表】南越後観光秋山線(津南~見玉~切明)※デマンド区間も含めて掲載されています。

津南バス停までのアクセスは飯山線津南駅から徒歩、もしくは十日町からバス利用となります。※バスの時刻表は上記リンク先に掲載されています。

三壁山・大高山・ダン沢ノ頭

三壁山野反湖湖畔のキャンプ場の敷地内から登り始める事になります。三壁山を絡めたコースとしては高沢山、エビ山、十二山、野反峠野反湖の西側を半周するものが一般的で、その場合は吾妻線長野原草津口駅からローズクィーン交通バスを利用し野反峠バス停、野反湖バス停で下車となります。

高沢山以西、大高山ダン沢ノ頭の周囲には志賀高原エリアの赤石山まで徒歩圏内にバス停のある登山口は少ないですが、花敷温泉から舗装路を3時間歩き、馬止登山口から鷹巣尾根をオッタテ峠まで登るコースも存在します。その場合、吾妻線長野原草津口駅からローズクィーン交通バスを利用し花敷温泉バス停にて下車。

【時刻表】ローズクィーン交通六合村地区路線バス(長野原草津口駅~花敷温泉・野反峠・野反湖)

赤石山・志賀山・鉢山

これらは志賀高原エリアの山々ですが、山麓部一帯はスキー場として整備されている上に温泉地も豊富なので、エリア内の公共交通網は比較的充実しています。

路線バス利用であれば長野電鉄バスの路線に幾つか候補があり、長野電鉄湯田中駅から発着する一般路線バス、もしくはJR長野駅から直行する志賀高原方面行きの急行バスが便数は少ないものの存在します。赤石山に登る場合は奥志賀高原線の大沼池入口バス停で下車。志賀山、鉢山の場合は白根火山線の木戸池バス停、ほたる温泉バス停がそれぞれ登山口至近のバス停です。両路線は志賀高原の実質的なバスターミナルである志賀高原山の駅バス停から分岐しており、便によっては当該バス停で乗り継ぎとなります。

【時刻表】長電バス・一般路線バス(湯田中駅~志賀高原山の駅・大沼池入口・木戸池・ほたる温泉)

【時刻表】長電バス・急行バス(長野駅~志賀高原山の駅・木戸池・ほたる温泉)

寺子屋峰・岩菅山・裏岩菅山

志賀高原北部、志賀高原と呼ばれるエリアに位置する岩菅山ですが、こちらの登山口となる一の瀬付近にも長野電鉄バスの路線が伸びています。長野電鉄湯田中駅から発着する一般路線バス、もしくはJR長野駅から直行する志賀高原方面行きの急行バスを利用し奥志賀高原線の一の瀬スキー場バス停で下車する事になりますが、一部は志賀高原山の駅バス停にて乗り継ぎとなります。

寺子屋の前衛である東館山までゴンドラリフトを利用して登り、そこから尾根伝いに岩菅山方面に向かうコースも人気があります。この場合、リフト利用の場合は発哺温泉バス停、自力で登る場合は発哺入口バス停からスタート、いずれも奥志賀高原線のバス停となります。

【時刻表】長電バス・一般路線バス(湯田中駅~志賀高原山の駅・発哺入口・発哺温泉・一の瀬スキー場)

【時刻表】長電バス・急行バス(長野駅~志賀高原山の駅・発哺温泉・一の瀬スキー場)

健脚向けとなりますが裏岩菅山から北部方面、秋山郷切明温泉から笠法師山、烏帽子岳を経由するコースも存在します。その登山口となる切明温泉までのアクセスですが、バス路線は津南バス停(飯山線津南駅とは別の場所にあります)から南越後観光バス秋山線の見玉バス停で下車。見玉からデマンドタクシーに乗り継ぎ切明バス停で下車となりますが、デマンドタクシーは事前予約制であり乗車前日17時までの連絡が必要です。

【時刻表】南越後観光秋山線(津南~見玉~切明)※デマンド区間も含めて掲載されています。

津南バス停までのアクセスは飯山線津南駅から徒歩、もしくは十日町からバス利用となります。※バスの時刻表は上記リンク先に掲載されています。

横手山

志賀高原の山では第二の高峰である横手山ですが、山頂直下を国道が通過しており路線バスも運行されています。バス利用の場合、前二項と同様に長野電鉄湯田中駅から発着する一般路線バス、もしくはJR長野駅から直行する志賀高原方面行きの急行バスを利用して、白根火山線の渋峠バス停もしくはのぞきバス停からスタートとなります。勿論、今回自分が辿ったような鉢山方面から中央分水嶺上を縦走するコースも存在します。

【時刻表】長電バス・一般路線バス(湯田中駅~志賀高原山の駅・のぞき・渋峠)

【時刻表】長電バス・急行バス(長野駅~志賀高原山の駅・のぞき・渋峠)

群馬県側から登りたい場合、草津温泉から芳ヶ平を経て渋峠に至るコースが整備されています。多少距離は長くなりますが、途中の芳ヶ平には山小屋やテント場もあるので宿泊を前提としたコース取りも可能。その他、渋峠の南側、国道沿いに進んだ先にある山田峠万座温泉を結ぶ遊歩道もあるので万座温泉から登り始める事も可能です。

草津温泉万座温泉までの公共交通を使用したアクセスは後程、個別に解説します。

万座温泉~山田峠間の遊歩道は荒廃しているとの話ですので、利用の際は事前に最新の情報を得るようにしましょう。

草津白根山

現在、自治体である草津町による入山規制が継続して行われている草津白根山についてですが、平時であれば白根山本白根山の間の弓池にある白根火山バス停の利用が可能で、志賀高原方面、草津温泉方面からのバス路線がそれぞれ運行されています。

草津温泉方面からのものでは草津温泉バス停を発着するJRバス関東の路線、及び草軽交通バスの白根火山線があります。他、草津温泉バス停と万座バスターミナル、万座・鹿沢口駅軽井沢駅を結ぶ西武観光バスの路線も同区間を経由しています。

【時刻表】ジェイアールバス関東(草津温泉~白根火山)

【時刻表】草軽交通バス白根火山線(草津温泉~白根火山)

【時刻表】西武観光バス(草津温泉~白根火山~万座温泉~万座・鹿沢口駅~軽井沢駅)

志賀高原方面のものでは長野電鉄バスの白根火山線がJR長野駅長野電鉄湯田中駅から運行されており、便によっては途中の志賀高原山の駅バス停で乗り継ぎとなります。

【時刻表】長電バス・一般路線バス(湯田中駅~志賀高原山の駅・白根火山)

【時刻表】長電バス・急行バス(長野駅~志賀高原山の駅・白根火山)

麓から自力で登りたいという場合は場合は殺生河原、芳ヶ平、万座温泉の三つの起点があります。殺生河原であれば上記リンクの白根火山行きバスの途中にある殺生河原バス停で下車。草津温泉駅バス停からも登り1時間半程度と歩けなくもない距離にあります。

芳ヶ平方面から登る場合はスキー場近くの天狗山スキーバス停が最寄りです。上記リンクにもある白根火山行きバスが経由しますが、拠点となる草津温泉駅バス停から距離は1kmも無いので、バスを利用せず歩き始めてしまった方が手っ取り早い気がします。

草津温泉万座温泉までの公共交通を使用したアクセスは後程、個別に解説します。

※2021年7月現在、白根火山バス停を経由するバス路線の全てが運休、もしくは通過の扱いとなっており当該バス停では乗降はできません。自治体による入山規制が解除されるまでは当面この処置が続くと思われます。

草津温泉万座温泉のアクセス

公共交通を利用した草津温泉までのアクセスですが、吾妻線長野原草津口駅からJRバス関東を利用し草津温泉バス停にて下車。他、北陸新幹線軽井沢駅を出発して草津温泉に向かう草軽交通バス、西武観光バスの路線バスもあります。前者の草軽交通バスは途中の応桑道バス停は吾妻線羽根尾駅の駅前に立地しているので乗り継ぎが可能。後者の西武観光バスの路線は途中、吾妻線万座・鹿沢口駅に隣接したバスロータリーを経由するので、こちらも同様に乗り継ぎが可能です。

【時刻表】ジェイアールバス関東(長野原草津口駅~草津温泉)

【時刻表】草軽交通バス(軽井沢駅~応桑道~草津温泉)

【時刻表】西武観光バス(草津温泉~万座・鹿沢口駅~軽井沢駅)

万座温泉の場合は軽井沢駅万座・鹿沢口駅発着の西武観光バスが経由しますので、こちらを利用します。

【時刻表】西武観光バス(万座温泉~万座・鹿沢口駅~軽井沢駅)

人気温泉地である草津温泉万座温泉には路線バスだけではなく、都心や近隣の主要都市を発着する高速乗合バスも多数運行されています。場合によってはこちらの方が交通費の総額を抑えられる事がありますので、並行して調べてみるのをおすすめします。

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実際の登山記録

今回は上記のコースで歩きました。

自治体による入山規制が続いている草津白根山付近については当面公開を見送る方針です。その為、当該区間の軌跡は除外してあります。

上信越国境登山その1(永井宿→三国峠→稲包山)

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登山初日は上越国境の三国峠まで登り、そこから中央分水嶺上を西に向かう。当初は猿ヶ京温泉から上ノ山、唐沢山経由で大般若塚にて旧三国街道に合流するコースを歩く予定だったのですが、2ヶ月近くのブランクがあった事で体力に不安を感じてしまい急遽永井宿からのスタートに変更。永井宿から三国峠までは旧三国街道に沿った道筋で歩きやすく、三国峠も毎年のように訪れている。ここまでは緊張感はありません。しかし今回進むべき三国峠から西側、稲包山方面の縦走路は全くの未踏。やや不安を感じながらも進むも、意外と開放感があり快適な尾根歩きを楽しめました。その後は六月の日の長さを利用してムジナ平まで向かおうと思っていたものの、途中で雨が降り始めたので稲包山付近で打ち止め。

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上信越国境登山その2(稲包山→三坂峠→上ノ倉山→上ノ間山→白砂山→堂岩山水場)

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二日目は2018年夏に開通したぐんま県境トレイルのコースの新規区間を踏破するのがメインの一日。きつい、長い、人が少ないという三拍子の前評判で一体どんなコースかと戦々恐々としていたものの、実際には終始整備が行き届いた道で歩きやすく、道中には水場避難小屋が設けられていたりと至り尽くせりな道でした。展望も全体的に良いので楽しく歩けましたが、きつくて長いという事実はカバーできず上ノ倉山、上ノ間山と辿るにつれて次第に足取りも重くなり、この区間の主峰である白砂山に到着する頃には疲労も溜まり牛歩ペースに。そうした事もあり、予定では野反湖まで下るつもりでしたが、無理せず堂岩山下の水場付近のテントスペースで幕営

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上信越国境登山その3(堂岩山水場→野反湖→三壁山→大高山→ダン沢ノ頭)

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前半部の山場であった白砂山を越えた翌日、当初は四日行程だったのでこの日から後半戦という心構えでした。まずは野反湖まで下り、ベンチに座ってコバルトブルーの湖面を眺めるなどして優雅な一時。しかしそこから再び山中に潜り込み、先ずは三壁山への大きな登り返し。この日は日差しも強く風も凪いでおり行程中一番の暑さ。笹の生い茂るカモシカ以降は大高山、小高山、オッタテ峰と起伏も激しくなり目に見えてペースダウン。途中五三郎小屋の水場に助けられるも、少し熱中症っぽい症状が出てきたのでダン沢ノ頭でやむなくビバーク

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上信越国境登山その4(ダン沢ノ頭→赤石山→岩菅山→裏岩菅山→鉢山)

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予定ではこの日の内に草津温泉方面に下山するつもりでしたが、前日志賀高原エリアに辿り着けなかったという事もあって、この日の下山は諦めて一日行程を増やしました。さて、せっかく一日増やしたのだからどこかに寄り道しようと白羽の矢を立てた先が岩菅山方面。志賀高原の最高峰となる裏岩菅山は分岐となる赤石山山頂から往復で8~9時間とそこそこの距離ですが、分岐に荷物を置いていけば幾分か楽できそうという事で敢行。結果、流石は志賀高原の最高峰という事で展望を楽しめた往復でした。その後は中央分水嶺を更に先に進み鉢山付近まで移動。

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上信越国境登山その5(鉢山→横手山→草津白根山→草津温泉)

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一日伸びてしまいましたが最終日。この日は雨の予報だったのでさっさと下山地である草津温泉を目指して下るつもりでしたが、その為にまずは志賀高原第二位の高峰である横手山を越える必要がありました。殆どスキー場も同然の山でしたが、予想外に天候が回復してきたという事もあって標高相応の展望を楽しめました。その後は4年ぶりに全通した国道292号を歩いて南下し草津白根山方面へ。現在でも自治体による規制が続いていますが、気象庁の噴火警戒レベルは1まで下がったという事もあって、山域には多く人の姿を見かけました……流石は日本百名山。その後は草津温泉に浸かって帰宅。

自治体による入山規制が解除されるまでの間、草津白根山区間に関する内容は掲載しません。

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