山とか酒とか

登山やお酒を始めとした趣味全般を雑多に、また個人的に有用だと思った情報を紹介しています。

八王子城址から陣馬山・高尾山(高尾駅→八王子城→陣馬山→景信山→高尾山→高尾駅)

f:id:SISIS:20200401145236j:plain

2020年3月、八王子城から北高尾山稜を経て陣馬山、高尾山方面の縦走登山に行ってきましたので、その時の情報などを記します。実際に行く際の参考にして頂ければ幸いです。

目次

山域についての案内

概要

八王子城は戦国時代に関東を支配していた後北条氏が持つ山城で、当時戦国大名であった北条氏政の弟である北条氏照の居城でした。元々はやや東側の丘陵地帯に滝山城という山城を拠点にしていたのですが、戦が激化するに従い更に険しいと場所にと新しい所に築いたのが、この八王子城です。

当時としては難攻不落の作りでしたが、氏照を始め有力な家臣は小田原城防衛の為に出向いており、殆ど留守も同然だった八王子城豊臣秀吉による数万の軍勢により僅か一日で落城。その際に残っていた家臣や、子供を含めたその親族は御主殿の裏にある滝に身を投げるなど壮絶な最後を遂げたという事もあり、現在では都内屈指の心霊スポットとしても有名です。

八王子城趾からは北高尾山稜が高尾山~陣馬山の稜線上にある堂所山まで伸びています。よって陣馬山及び景信山方面へと絡めたルート取りも可能ですが、アップダウンが激しく体力がある方向けのコースで展望もあまり良くないです。が、あまり整備されていないという点で本格的な登山が楽しめるので、整備されたハイキングコースに飽きたら挑戦してみるのもオススメです。エスケープルートも沢山あるので安心です。

陣馬山、景信山は高尾山から続く稜線の延長上にある山で、陣馬山及び景信山から高尾山方面に縦走するルートは都民には人気のハイキングコースです。陣馬山、景信山、小仏城山など途中のピークはどこも展望が良く、気候の良い時期であれば平日だろうと大抵混雑しています。

高尾山についてはまあ……説明不要ですね。山というよりは、ミシュランガイドにも記載されているような一線級の観光地です。しかし行った当時は新型コロナ流行の影響で閑散としており、薬王院直下の参道やケーブルカー近くのお店は軒並み閉まっている等寂しい限りでした。収束の日はやってくるのか。

登山口へのアクセス

八王子城址、北高尾山稜

登山口となる八王子城跡までは高尾駅北口から土日祝のみ1時間に1本の頻度でバスの便があります。平日は設定されていないので、少し手前の『霊園前八王子城跡入口』のバス停から歩き始める事になります。時刻表はこちらから検索。

八王子城趾巡りをパスする場合は高尾駅やや西、駒木野の登山口から登る事になります。また陣馬高原行きバスで途中で経由する夕焼小焼バス停から稜線上のピークである黒ドッケまで登る事も可能。

また、小下沢林道を歩き狐塚峠関場峠から稜線に出るコースもありますが、昨年の台風により林道が寸断されているので現在(2020年3月)は通行不能です。

陣場山、景信山、高尾山

陣馬山陣馬高原下のバス停から登り始めるのがメジャーですが、藤野駅からも徒歩で直接登れます。景信山は小仏、相模湖駅方面と多数の登山口があり。高尾山も高尾山口駅高尾駅から登れます。バリエーションは豊富なので好きなコースで登りましょう。

コースの状況

北高尾山稜

陣馬高尾と比較するとアップダウンが大きく整備もそこまでされていません(一般登山道レベルです)。先述の通り陣馬高尾の主稜線と比べると良くも悪くも登山道らしい雰囲気なので、ハイキングではなく登山を楽しみたいという場合にはオススメのコースです。

陣馬~景信山~高尾山

終始歩きやすいコースですが、土日は全体的に混雑します。帰り際、ケーブルカー乗り場で土産物を物色してから下るのが王道。

実際の登山記録

以下、今回のルートです。

経緯&前置き

前日雪が降ったので、足慣らしついでに雪の低山を楽しみに行きました。以上。

高尾駅八王子城

f:id:SISIS:20200331184559j:plain
f:id:SISIS:20200331184602j:plain

[5:39]高尾駅出発

普段であれば始発に乗ってもう少し早く到着していますが、今回は八王子城跡の見物も兼ねているので少し遅めの電車で高尾駅へ。到着の5:30ではトワイライト……と言っていいのかどうかというような超曇天ですが、ひとまずスタートです。

f:id:SISIS:20200331184605j:plain
f:id:SISIS:20200331184609j:plain

先ずは八王子城方面へ。駅からそのまま北上して浅川を渡り、そのまま道路沿いに進む。バスに乗れば多少時短できたかもしれませんが、大した距離でもないので歩きました。

f:id:SISIS:20200331184613j:plain
f:id:SISIS:20200331184617j:plain

途中の交差点を左折。更に進んで中央道のガードを潜る。この辺りは元八王子というエリアで、名前の通り、江戸以降市街地が現在のように甲州街道沿いに移るまではこの辺りが栄えていたという。

f:id:SISIS:20200331184620j:plain

霊園前八王子城跡入口』バス停の付近。通常はここから登り始める。付近にはきちんと案内看板も設けられていました。

f:id:SISIS:20200331184623j:plain
f:id:SISIS:20200331184626j:plain

ガードを潜ってから更に左折。この突き当りに八王子城があるので、この付近が城下町だったのでしょうか。

f:id:SISIS:20200331184632j:plain
f:id:SISIS:20200331184636j:plain

そうした事を示すかのように道沿いにはお寺が多い。

f:id:SISIS:20200331184639j:plain
f:id:SISIS:20200331184642j:plain

途中、八王子城主であった北条氏照の墓への分岐があったので寄り道してみました。遊歩道を歩いて数分程度の距離。

f:id:SISIS:20200331184645j:plain
f:id:SISIS:20200331184649j:plain

こちらが北条氏照の墓。落城の際は氏照自身は秀吉の小田原城攻めへの援軍として小田原城に駆け付けており不在だった。その後小田原城は陥落し北条家は降伏、君主である氏政諸共自刃した……このお墓は江戸期にその100周忌として建てられたものとの事。

後ろにはその家臣のお墓が並んでいる。朽ちている訳でもない、地元の方によってこまめに手入れされている印象でした。

f:id:SISIS:20200331184652j:plain
f:id:SISIS:20200331184655j:plain

少し進んだ所に八王子城の歴史や出土品を展示解説するガイダンス施設がありますが、コロナで案の定閉まっていました。百名城スタンプは更に先に進んだ所にある管理棟で貰う事ができるので、目当ての方は参考にどうぞ。

f:id:SISIS:20200331184702j:plain
f:id:SISIS:20200331184705j:plain

こちらがその管理棟付近。人っ子一人いませんが、雪に足跡があったりしたので前日の内にちらほら来ていたみたいです。

f:id:SISIS:20200331184709j:plain
f:id:SISIS:20200331184712j:plain

まずは氏照の居館があったとされる御主殿跡方面へと向かいます。

f:id:SISIS:20200331184717j:plain

こちらがその御守殿跡。野面積みの石垣が遺構として残っています。

f:id:SISIS:20200331184720j:plain
f:id:SISIS:20200331184723j:plain

それっぽい虎口を進んでいく。いかにも城跡という感じ。

f:id:SISIS:20200331184725j:plain

[6:45-6:54]八王子城御主殿跡

ここが八王子城主である氏照の居館があったとされる場所です。

f:id:SISIS:20200331184732j:plain

土塁の上から一帯を見下ろしてみる。心霊スポットとして知られる八王子城の中でも、この辺りは特にお化けが出るとの話ですが、生憎霊感ゼロなので厳かな空気という程度。

背後に家臣やその親族らが身を投げ自決したという御守殿の滝があるのですが、下調べ不足で行きそびれてしまった。また次回にでも。

f:id:SISIS:20200331184729j:plain
f:id:SISIS:20200331184738j:plain

こちらは御主殿跡に繋がる曳橋。当時は取り外し可能となっていて、有事の際に落として攻め入られるのを防いだとの話。写真のものは最近になって観光用に作られたものです。

f:id:SISIS:20200331184741j:plain
f:id:SISIS:20200331184745j:plain

さてお次は本丸へ……と思いきや通行止め。地図を見て迂回。ちらほら昨年の台風の爪痕が垣間見えます。

f:id:SISIS:20200331184748j:plain
f:id:SISIS:20200331184752j:plain

登山口にあたる付近。ここも台風で橋が落ちてしまっていますが、迂回路がありました。鳥居を潜り登山開始。

f:id:SISIS:20200331184755j:plain
f:id:SISIS:20200331184759j:plain

此処から先は険しい地形を生かし要害として整備されたエリア。緩い傾斜の登山道を進んでいくと石垣がちらほら見える。

前日は平地でも相当雪が積もったものの、この地点では雪は殆ど目につかない。

f:id:SISIS:20200331184806j:plain

道中桜が綺麗な箇所がありますが、曇りの日では今一映えない。

f:id:SISIS:20200331184810j:plain

金子丸という曲輪の跡地。僅かな平地がある。

f:id:SISIS:20200331184814j:plain
f:id:SISIS:20200331184817j:plain

天気は悪いものの、目を凝らせばスカイツリーが見える程の展望。

f:id:SISIS:20200331184820j:plain
f:id:SISIS:20200331184823j:plain

柵門跡。ここから北側に抜ける道が分岐しており、落城の際は搦手として上杉軍が進行した道との事……しかし台風の影響で通行止め。

f:id:SISIS:20200331184835j:plain
f:id:SISIS:20200331184839j:plain

登りが徐々に急に。雪も多くなってきた。

f:id:SISIS:20200331184847j:plain

途中の展望地。晴れていれば前回の日和田山のように、関東平野が一望できると思われます。

f:id:SISIS:20200331184851j:plain
f:id:SISIS:20200331184858j:plain

少し進むと本丸直下にある八王子神社の境内に入る。

f:id:SISIS:20200331184902j:plain
f:id:SISIS:20200331184905j:plain

こちらが八王子神社。八王子の地名の由来となった八王子権現が祀られている。本丸に至る階段が、その拝殿の右側から伸びている。

f:id:SISIS:20200331184909j:plain

[7:39-7:48]八王子城本丸跡

こちらが本丸跡。大きな建物は存在しなかったとの事で、スペースもかなり狭い。テニスコートひとつ分もない。

f:id:SISIS:20200331184912j:plain

神社の方に戻ってくる。今度は尾根伝いに進んでいきます。

f:id:SISIS:20200331184915j:plain

堂所山方面。ここから先は積雪どっぷりノートレースです。

八王子城址→堂所山

f:id:SISIS:20200401021941j:plain
f:id:SISIS:20200401021945j:plain

先に進むと井戸が。今でこそポンプが取り付けられていますが、戦国時代から続く井戸で、現在でも渇水期を除くと水が出るようです。

f:id:SISIS:20200401021953j:plain
f:id:SISIS:20200401021956j:plain

この付近から上り下りが急峻になってくる。右が八王子城詰の城の曲輪跡で、本丸が陥落した際はここまで逃げ込む事を想定されていた。現在では本丸同様、狭い平地があるのみです。

f:id:SISIS:20200401022000j:plain
f:id:SISIS:20200401022003j:plain

道上の雪が増えてきました。

f:id:SISIS:20200401022003j:plain
f:id:SISIS:20200401022006j:plain

雪の道。深い所では膝下程度のラッセルを強いられる事もしばしば。しかも頭上から雪解けがポタポタ常に垂れてきて殆ど雨登山も同然。

f:id:SISIS:20200401022011j:plain
f:id:SISIS:20200401022014j:plain

急坂を登り切ると富士見台高尾駅近く、駒木野方面に下るコースが分岐しています。ここから先はトレースがありましたが、前日のものなのか所々で消失していました。

f:id:SISIS:20200401022017j:plain
f:id:SISIS:20200401022021j:plain

途中ピークを幾つか踏んでいく。巻道は無く登り下りを繰り返す。

f:id:SISIS:20200401022025j:plain

狐塚峠手前の林道との合流地点。登山道はそのまま再び尾根筋に入る。

f:id:SISIS:20200401022029j:plain
f:id:SISIS:20200401022032j:plain

程なくして狐塚峠。小下沢方面に下る道は昨年の台風で通行止め。

f:id:SISIS:20200401022036j:plain
f:id:SISIS:20200401022040j:plain

この付近から更に上り下りが急峻なものに。雪も相まって登りづらい。

f:id:SISIS:20200331184919j:plain
f:id:SISIS:20200331184923j:plain

道中の雪の様子。

f:id:SISIS:20200331184927j:plain
f:id:SISIS:20200331184930j:plain

杉ノ丸のピーク。細かいピークは多いものの、どこも展望はあまり無いです。

f:id:SISIS:20200331184935j:plain

杉ノ丸から少し進むと黒ドッケのピークに至る。北側の登山口、夕焼小焼方面に向かうコースが分岐している。夕焼小焼は陣馬高原行きのバスが経由しているので、こちらから登ってくるのもアリかも。

f:id:SISIS:20200331184939j:plain

黒ドッケの直後はこんな感じの急登が待ってました。高尾の山とは思えない程の険しさ。雪が深く積もっていると尚の事そう見える。

f:id:SISIS:20200331184942j:plain

急坂を登りきった所。

f:id:SISIS:20200331184946j:plain
f:id:SISIS:20200331184950j:plain

幾つか登り返して大嵐山。

f:id:SISIS:20200331184953j:plain
f:id:SISIS:20200331185000j:plain

雪の重みで倒れてきてる木も一本や二本ではないです。右は三本松山のピーク。

f:id:SISIS:20200331185008j:plain
f:id:SISIS:20200331185012j:plain

少し進むと関場峠。こちらも小下沢方面に下る道が分岐しています。

f:id:SISIS:20200331185030j:plain
f:id:SISIS:20200331185033j:plain

[10:59-11:06]堂所山

関場峠から緩い上り坂を進んでいくと堂所山です。ここから陣馬高尾の主稜に合流。ちなみに展望はほぼ無い。

堂所山→陣馬山

f:id:SISIS:20200331185039j:plain
f:id:SISIS:20200331185042j:plain

雪こそ多いですが、主稜線上は踏み跡も多く歩きやすいです。というか走れます。

f:id:SISIS:20200331185045j:plain
f:id:SISIS:20200331185057j:plain

雪に埋もれた明王。ここでようやく本日一組目の登山者と出会う。

f:id:SISIS:20200331185050j:plain
f:id:SISIS:20200331185054j:plain

明王峠からの展望。雲が俄然厚く、富士山は欠片程も見えず。

f:id:SISIS:20200331185100j:plain
f:id:SISIS:20200331185104j:plain

陣馬山への登り。しかし、これまでの北高尾山稜と比べると傾斜も緩く楽ちん。

f:id:SISIS:20200331185107j:plain
f:id:SISIS:20200331185110j:plain

雪に埋もれた登山道。

f:id:SISIS:20200331185114j:plain
f:id:SISIS:20200331185118j:plain

山頂手前から西側の展望。晴れていれば悪沢赤石辺りが見えますが……心眼でも無理ですね。

f:id:SISIS:20200331185131j:plain

[12:07-12:24]陣馬山

お馴染みの陣馬山です。4年前に高尾からチャレンジした時と比べると2時間遅いです……それだけ北高尾山稜が険しかったという事かな。

コロナでアレな時期な上に天気も今一ですが登山者の姿はちらほら見られました。

f:id:SISIS:20200331185121j:plain

生藤山、三頭山方面の山々。当初の予定では未だ未踏の戸倉三山方面に縦走する予定だったのですが、思ったより時間掛かってしまった上に雪も深そうだしで、初見で行くにはどうかと思い取りやめに。

とは言え、このまま下山するというのも早すぎる……ではトレーニングモードに切り替えて高尾山方面へ転進。

f:id:SISIS:20200331185126j:plain

上の写真から少しアングルを変えただけのもの。今回は雪を楽しみに来たので良いですが、次回はもう少し晴れている時に来たいですね。

陣馬山→景信山→小仏城山→高尾山

f:id:SISIS:20200331185137j:plain
f:id:SISIS:20200331185143j:plain

堂所山の分岐点まで戻り、そこから景信山、高尾山方面に進みます。歩きやすいのであっという間です。

f:id:SISIS:20200331185146j:plain
f:id:SISIS:20200331185154j:plain

尾根道と巻道の分岐がちらほらありますが、トレーニングと決めたからにはなるべく尾根道を選ぶようにする。

f:id:SISIS:20200331185157j:plain

開けた尾根道。見慣れているはずですが、雪が積もっているので普段と印象が少し違うような。

f:id:SISIS:20200331185204j:plain
f:id:SISIS:20200331185208j:plain

[13:47-14:03]景信山

景信山到着。この辺りでカメラが浸水して不調になり、スマホのカメラにバトンタッチ。山頂は2、3グループ程度と陣馬山以上に閑散としている。

f:id:SISIS:20200331185211j:plain

景信山から都心方面の展望。ずううううん、って聞こえてくるくらいに雲が重い。

f:id:SISIS:20200331185215j:plain
f:id:SISIS:20200331185218j:plain

間が悪いのか、私が来る時はいつもお休みの小屋。ベンチが沢山ありますが、雪に占拠されていて殆どが使用不能です。

f:id:SISIS:20200331185221j:plain

こちらは城山、高尾山方面に伸びる稜線。

f:id:SISIS:20200331185226j:plain

景信山以降は人通りが多いのか、泥んこで所々雪解け水によって沢になっています。

f:id:SISIS:20200331185229j:plain
f:id:SISIS:20200331185232j:plain

泥だらけの小仏峠

f:id:SISIS:20200331185235j:plain
f:id:SISIS:20200331185239j:plain

泥だらけの城山への登り。スパッツ持ってきてよかった。

f:id:SISIS:20200331185243j:plain
f:id:SISIS:20200331185245j:plain

[14:39-14:41]小仏城山

城山に到着。小屋はやっていませんでした……というか、この日は高尾山の周辺含めてどこも開いてませんでした。おのれコロナ。

最後ここに来たのは年始の元旦、高尾山の二年参りついでに足を伸ばしてきた以来なので、約3ヶ月ぶりという所……木彫りの天狗も年々朽ちていってる気がします。

f:id:SISIS:20200331185249j:plain

展望もそこそこ。

f:id:SISIS:20200331185255j:plain

高尾山への縦走路も雪が多めです。木道の上の踏み固められた雪は危険なトラップ。

f:id:SISIS:20200331185259j:plain
f:id:SISIS:20200331185303j:plain

展望台である一丁平付近。もう遅い時間帯なので人気はあまり無い。

f:id:SISIS:20200331185319j:plain
f:id:SISIS:20200331185322j:plain

もみじ台への分岐の辺りで雪が完全に消失したので、ここでアイゼンを外す……が、その後すぐにまた雪が現れる。

f:id:SISIS:20200331185326j:plain
f:id:SISIS:20200331185329j:plain

整備された道を歩きもみじ台の展望地。雪の日はこれくらい整備された山道の方が気楽に歩けて良いですね。

f:id:SISIS:20200331185332j:plain

お次は高尾山手前の分岐です。直進すると高尾山で、他二方は巻道です……言うまでもなく真ん中で。

f:id:SISIS:20200331185336j:plain
f:id:SISIS:20200331185340j:plain

[15:27-15:44]高尾山

いつも混雑しているイメージの高尾山も、この日はびっくりするほど閑散としていました。合計で10人も居なかったかな。お店も閉まってるしで、まるでどこかの地方の寂れた観光地のようでした……ここがミシュラン三ツ星ってマジ?

f:id:SISIS:20200331185343j:plain

例年であれば花見に来る人も居るでしょうが……。

f:id:SISIS:20200331185346j:plain
f:id:SISIS:20200331185349j:plain

山頂標識と展望。そこそこのものですが安心感がある。

高尾山→高尾駅

f:id:SISIS:20200331185352j:plain
f:id:SISIS:20200331185356j:plain

下山します。雪が踏み固められた木道が滑りやすく少々危険でした。高尾山によく居がちなスニーカー野郎だと難儀しそうですね。

f:id:SISIS:20200331185359j:plain
f:id:SISIS:20200331185402j:plain

奥の院、そして本社と下っていく。

f:id:SISIS:20200331185405j:plain本堂まで下ってきた所。やはり境内に人の姿はまばらで、お守り等を売る窓口も一箇所しか開いてないという有様。

f:id:SISIS:20200331185421j:plain
f:id:SISIS:20200331185412j:plain

こんなに閑散としているのも早朝や夜間を除くと珍しいですね……大晦日押しくら饅頭を楽しんでいた時は、まさか3ヶ月後こんな状況になるとは思ってもみなかったな。

f:id:SISIS:20200331185416j:plain
f:id:SISIS:20200331185408j:plain

こうした世相を見て天狗は何を思うのか。

f:id:SISIS:20200331185427j:plain
f:id:SISIS:20200331185424j:plain

参道へ降りますが、軒並みシャッターが降りています……。

f:id:SISIS:20200331185431j:plain
f:id:SISIS:20200331185436j:plain

山門を潜り杉並木を歩いていく。

f:id:SISIS:20200331185440j:plain
f:id:SISIS:20200331185445j:plain

男坂の階段と蛸杉。

f:id:SISIS:20200331185448j:plain
f:id:SISIS:20200331185451j:plain

途中の猿山は辛うじて開いていましたが、やはり人の姿が少ない。

f:id:SISIS:20200331185455j:plain
f:id:SISIS:20200331185458j:plain

ケーブルカー乗り場近くの展望台へ。

f:id:SISIS:20200331185502j:plain

大抵ここで天狗焼きとか買っていくんですが、どこもかしこも閉店閉店で寂しい限り。

f:id:SISIS:20200331185505j:plain

途中の展望台から本日歩いた北高尾山稜が……見えないかな?

f:id:SISIS:20200331185509j:plain
f:id:SISIS:20200331185513j:plain

ケーブルカーは使わず一号路を下っていきます。リフトは運行終了していました……そもそもお休みだったのかな?

途中、つづら折り地帯に入る手前から金比羅神社方面に進みます。このコースを辿るとそのまま高尾駅に下る事ができるというので、行ってみる事に。

f:id:SISIS:20200331185518j:plain
f:id:SISIS:20200331185521j:plain

金比羅神社と付近の展望台。

f:id:SISIS:20200331185525j:plain

展望台からの眺め。

f:id:SISIS:20200331185528j:plain

やや望遠で。街も若干元気がないように見える。

f:id:SISIS:20200331185533j:plain
f:id:SISIS:20200331185535j:plain

高尾駅方面に下っていきます……が、他のウン号路と比べると意外とワイルドな登山道でした。

f:id:SISIS:20200331185546j:plain
f:id:SISIS:20200331185554j:plain

下りきって国道に出ると、古びては居ますが案内の石柱があります。浅川を跨ぐ橋からは景信山が。

f:id:SISIS:20200331185557j:plain
f:id:SISIS:20200331185604j:plain

[17:00]高尾駅到着

国道沿いに歩き高尾駅に到着。一周ぐるっと回ってきました……起伏は前半を除けば大した事なかったですが、なんだかんだで距離歩いてしまいへとへとしてる。

f:id:SISIS:20200331185607j:plain
f:id:SISIS:20200331185611j:plain

ホームに入ると、中央線では二編成しかないレアな電車が入ってきました。気になる方は『209系 中央線』で検索。