
登山用のお酒に森戸酒造の【十一正宗 特別純米酒 しぼりたて生酒】を調達しましたので、甘口辛口などの味の解説やレビューをざっくばらんに書き殴ります。皆さんの日本酒選びに1ミクロンでもお役に立てますと幸いです。
一つ前の記事です→『058|福正宗 純米酒 金色のしずく』
お酒のレビュー
概要と経緯

冒頭でも書きました通り、今回紹介する十一正宗は登山用に用意したものとなります。行き先は栃木県の那須高原近くにある高原山で、2025年3月の残雪期という時期に登りました。(記事未作成)
この時、アクセスとして用いた東北本線の矢板駅から高原山の前衛峰であるミツモチという山の登山口までの17kmの道程を4時間半かけて歩いて移動したのですが、今回記事の十一正宗の製造元である森戸酒造がその途中という所に立地していたので(実際は若干ルートから外れた所ですが)、そこで立ち寄って調達という運びになりました。
写真はその案内看板越しにこれから登る高原山を写した所。矢板駅から森戸酒造までは5km弱の道程で、平地という事もあって1時間と少々くらいで到着しました。


こちらがその森戸酒造の外観と店内。付近を通っていた路線バスは何年か前に廃止になってしまったという事で、マイカーが無い場合のアクセス手段は徒歩のみ。そういう事もあって残念ながら試飲(有料無料問わず)の対応は無し。味わいの説明を頂いた上で選ぶ形に。
そうして選んだお酒のスペックとしては、酒造好適米(品種は不明)を60%まで磨いた特別純米生酒です。冬季のみの季節限定酒である上に単体で飲んでも楽しめる味(登山中は濃い目のお酒が好きなので)という事でこちらを選び、更に燗酒用にワンカップ(『060|地酒 十一正宗』で紹介予定)も追加で購入しました。
寄り道した森戸酒造。高原山の伏流水で酒造りしているという事で、高原山登るなら絶対ここのお酒を担いでいこうと決めていた所。
— 犬山 (@Urayama_City) April 6, 2025
面白そうなお酒は多かったけど、試飲対応は無かったのでジャケ買いせざるを得なかったのが少し残念。都心でもマルシェで出したりするらしいので機会があれば。 pic.twitter.com/xDekPUnBt2
ちなみにこちらの酒造のメインの銘柄は十一正宗ですが、これから登る高原山の名を冠した【たかはら】という銘柄もあってそちらも当時は結構唆られたり……。(高原山の山頂でたかはらを飲むというのをちょっとやってみたかった)

その後(翌日)の高原山登山の様子。ミツモチから八海山神社のピークに向けての雪庇歩き区間となります。残雪期という事で締まっていて歩きやすい……と思っていたら数日前に纏まった量の雪が降ったという事で終始新雪でズボズボ。場所によっては膝上のラッセルを強いられました。

特に厳しかったのは剣ヶ峰~釈迦ヶ岳の区間(中央左下の尾根を辿ってきた形)。緩んだ雪の急登という事でピッケルを駆使しながらの登りでした。
一番苦戦したのはトップの写真にもしてる剣ヶ峰→釈迦ヶ岳の急登。2枚目、写真傾けたりとか無しでこの斜度。(70度くらい?) 最初は手こずって全然進めなかったものの、後半は慣れてきて割とスムーズに進めるようになった。 pic.twitter.com/NvLDAql0F2
— 犬山 (@Urayama_City) March 25, 2025

そうこうして登った釈迦ヶ岳(高原山における最高峰)の山頂風景。一面雪で埋もれており、この日はこちらでスコップで整地した上でテント泊となりました。
味覚の傾向

今回はソロ登山なので自分一人で寂しくレビュー。
一口飲んでみた際の最初の印象としては清涼感のある甘味……甘辛のバランスとしてはほぼ中庸に近い塩梅で濃淡も中間くらい。そして中盤から甘味が伸びてきて、それがやや存在感のある酸味によって小さく切れるという形。華やかさや吟醸感といった風味はそこまでではなく、どちらかというと米の甘味を活かしたタイプのお酒。蔵元の方の説明の通り、単体でも食中でもどちらでも楽しめそうなお酒でした。

※数値が高ければ味が優れているという訳ではないのでご注意下さい
料理との組み合わせ

初日、森戸酒造にてお酒調達した日は最初のピークであるミツモチの山頂にて宿泊となり、その時の食事風景……と言っても並べただけですが。写真のおでん等を開封した写真は次回の十一正宗のワンカップ(左に見えているお酒)の記事にて。
しっかり飲みごたえがあるお酒という事で、濃いめの出汁の利いたおでんとの相性はなかなか良い感じでした。90点の組み合わせ。※登山補正あり

こちらはその翌日の釈迦ヶ岳の山頂での宿泊時、テントの風よけを整地した際にお酒やガス代を並べられるテーブル的な物を作ってみた所。ただ、寒さですぐにテント内で料理諸々する事になったので意味のない代物に……。

そしてテント内に戻っての夕食風景。メインは左下の豚ホルモン辛味噌煮込みで、酸味の主張があるお酒という事で肉類との組み合わせもかなり良い。92点。※登山補正あり
スペック一覧表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 蔵元 | 森戸酒造(栃木県矢板市)→(HPリンク) |
| 使用米 | 不明 |
| 精米歩合 | 60% |
| 日本酒度 | 不明 |
| 酸度 | 不明 |
| アルコール度数 | 15度 |
| 種別 | 特別純米酒(生酒) |
| 購入価格(税込) | 1,600円(720ml) |
買えるお店の紹介(あれば)
基本的に地元消費メインの銘柄(これぞ地酒とも言える)という事で、森戸酒造が製造する他のお酒を含めてAmazon、楽天での取り扱いはありませんでした。ただ、蔵元直営のオンラインストアがあり各銘柄の入手そのものは比較的容易なので、興味がある方はそちらにてお買い求め下さい。
※流通量の少ない地酒なので、品切れ&リンク切れの際はご容赦下さい。
次回のお酒はこちら→『060|地酒 十一正宗』