
自宅の晩酌用に福光屋の【福正宗 純米酒 金色のしずく】を調達しましたので、甘口辛口などの味の解説やレビューをざっくばらんに書き殴ります。皆さんの日本酒選びに1ミクロンでもお役に立てますと幸いです。
一つ前の記事です→『057|高清水 精撰 辛口』
お酒のレビュー
概要と経緯
今回の福正宗は、前回の高清水(『057|高清水 精撰 辛口』で紹介)と同様、燗酒研究用に購入したものです。高清水がアル添で日本酒度+8の辛口酒であるのに対して、今回の福正宗は純米酒で日本酒度は+4程度とスペックの差がだいぶあるので、燗酒を作った場合の味の変化もどう差が出るのかと思って選んでみました。
さて最初の写真にもある通り、このお酒はパック酒です。日本酒は基本どんなものでも飲む事にしている(糖類とか酸味料添加の物はちょっと……ですけど)という事もあり、これまで記事では火入れの普通酒から純米大吟醸生原酒まで幅広く紹介してきましたが、パック酒はこれまでなかったですね。
ただ、スペックについては先程も書いた通り純米酒ですし、製造元である福光屋も加賀鳶とかの人気地酒を作ってる所でもありますから(加賀鳶と谷泉のコラボ商品を『011|谷泉×加賀鳶 2025 純米』で紹介)、パック酒とは侮るなかれ十分美味しそうだと期待しての購入でした。

福正宗の製造元である福光屋は石川県金沢市。金沢については谷泉×加賀鳶の記事でもごくごく軽く触れていますが、せっかくなので金沢に行った時の写真も何枚か……こちらは卯辰山から見下ろす金沢市街の眺め。


有名なひがし茶屋街については谷泉×加賀鳶の記事で触れたので今回の記事では割愛。こちらの写真は浅野川沿いの主計町の町並み。金沢ではひがし茶屋街、にし茶屋街に並ぶ茶屋街(遊郭)で、重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)にも指定されている。


こちらは有名所の兼六園。2~3回行った記憶があります。この写真の時は1月という事で雪景色を期待していたのですが、この年は雪が少なく道端や屋根の上に僅かに残るのみでした。


その後は金沢屈指の繁華街である香林坊。そのすぐ西側にある長町の武家屋敷群は金沢でも特にお気に入り。真冬という事もあって他の観光客の姿も少なく、風情ある町並みをのんびりと歩けました。


最後に、犀川を渡った先の北陸鉄道の野町駅の側に広がるにし茶屋街。ひがし茶屋街より規模は小さいものの観光客は少なく落ち着いた雰囲気。右の写真の甘納豆かわむらでお土産を買って帰るのが個人的に定番コース……そんな感じで至極ざっくりとした金沢ツアーは終わり。お付き合い頂きありがとうございました。
味覚の傾向


今回も例によって家族からのレビュー。まずは冷や(常温)から試してみる事に。
家族「超さっぱりしてる。水のような感じ」
犬山「味わいとしては甘め? それとも辛め?」
家族「どちらでもないかな。そこまで甘くないし、そこまで辛くもない。酸味はちょっとあるかも」
自分も飲んでみる。最初は仄かな甘味が来るものの物量的にはそこまでではなく、それが最後まで駆け抜けていくようなイメージ。終盤はアルコール感のようなキレは無く、代わりにやや存在感ある酸味が一纏めにする……全体的にとてもさっぱりしてるので、単体で水のようにどんどん飲めてしまう。甘味も少ないので食事との相性も中々良さそうです。
一方で燗酒(46℃)にしてみると……温度帯に変化による印象の違いはありますが、味そのものには殆ど変化はありません。甘味とノビがちょっと増した程度ですね。逆に言えば、燗酒にする前の味を燗酒にした後もきっちりと味が維持できている事になる。これはこれでさっぱりしていて有りかなと思いました。


※数値が高ければ味が優れているという訳ではないのでご注意下さい
料理との組み合わせ

今回は燗酒にしてあんこう鍋に合わせてみました。お酒そのものの味が濃くはなくさっぱりしたタイプなので、料理ならあらゆるものに合わせられそうな感じ。独特のコクのあるあんこう鍋との相性も、飲み疲れずいい感じでした。80点の組み合わせ。
スペック一覧表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 蔵元 | 福光屋(石川県金沢市)→(HPリンク) |
| 使用米 | 不明 |
| 精米歩合 | 78% |
| 日本酒度 | +4 |
| 酸度 | 1.4 |
| アルコール度数 | 13度 |
| 種別 | 純米酒 |
| 購入価格(税込) | 1,360円(1,800ml) |
買えるお店の紹介(あれば)
製造元の福光屋は中堅規模の酒造メーカーという事で(パック酒作ってるくらいですし)、今回の金色のしずくもAmazon、楽天どちらでも取り扱いがあります。
価格はセールとかであれば1800ml(一升瓶と同量)のパックが千円台前半とかで買えますし、日本酒特有の癖とかは殆ど無いお酒なので結構万人受けするお酒だと思います。
次回のお酒はこちら→『059|十一正宗 特別純米酒 しぼりたて生酒』
