山とか酒とか

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【日々!日本酒】039|飛良泉 山廃純米 マル飛 しぼりたて|飛良泉本舗(秋田県)味の傾向とレビュー

飛良泉 山廃純米 マル飛 しぼりたて 飛良泉本舗 秋田県 日本酒

自宅の晩酌用に飛良泉本舗【飛良泉 山廃純米 マル飛 しぼりたて】を調達しましたので、甘口辛口などの味の解説やレビューをざっくばらんに書き殴ります。皆さんの日本酒選びに1ミクロンでもお役に立てますと幸いです。

一つ前の記事です→038|ゆきのまゆ 純米吟醸 生酒

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お酒のレビュー

概要と経緯

こちらは少し前のお酒になりますが、次回記事にて紹介する嵐童(『040|嵐童 純米吟醸 しぼりたて生』で紹介予定)と同様、2025年の正月用のお酒として調達したものとなります。

購入したのは最寄りの酒屋であるS商店にて。菊姫のにごり(『052|菊姫 にごり酒』で紹介予定)を購入してわずか一週間後、正月に飲むお酒の調達という名目で訪れた時の事。

この時期(12月上旬)はちょうど各酒造からしぼりたてを謳う新酒が多く出ていて、ざっと見ただけでも『琥泉 純米吟醸 無濾過生原酒 しぼりたて』、『甲子 純米生原酒 大辛口 初しぼり』、『亀泉 純米吟醸原酒 生酒』と気になるお酒は多くあり早くも迷宮入りしかけていた所。

犬山「今回はちょっと特徴的なお酒が飲みたいかな」と店主のおじさんに助け舟。悩んだ時は人に決めてもらうのが楽です。

店主「味の傾向のリクエストはありますか? 辛いとか甘いとか濃い淡いとか」

犬山「酸味系の日本酒が最近飲んでないから良いかな。この中だと飛良泉とかよさげ?」

店主「そうですね。酸味もありますけど全体的にバランスいいですよ」

そうして決まったのが今回の記事で紹介する【飛良泉 山廃純米 マル飛 しぼりたて】となります。

飛良泉は秋田県にかほ市の中心市街地である仁賀保(羽後平沢)に所在する飛良泉本舗の銘柄です。飛良泉本舗といえば室町時代創業の老舗中の老舗酒造。東北地方では最も古くからの創業で、全国でも3番目の古さという酒蔵だったりします。飛良泉の銘柄自体も日本酒界隈では結構知られている方で、山廃造りをメインとした酸味のある酒質が全体の特徴。

個人的な事情として、特約店が近所に無いという事でこれまで飲む機会が無かった(飲み屋で飲んだ事はあるかも)のですが、数年から最寄りのS商店で扱う事になったらしいので容易に調達できるようになりました。

さて、スペックについてですが、こちらは美山錦60%磨きの山廃純米生酒となります。副題のマル飛(飛の字を丸で囲った字)というのは酵母(きょうかい酵母No.77)を統一して米違いで作っている甘味酸味を活かしたシリーズらしく、飛良泉の銘柄の中でも特に濃醇な味わいとの事でした。

鳥海山 鳥海荘 展望 秋田県
鳥海山 鳥海荘 展望 望遠 秋田県

飛良泉本舗のあるにかほ市鳥海山の山麓部から日本海の沿岸にかけてがその市域。鳥海山割と最近の2022年の9月に登ったのですがこの時は酒田→羽後本荘→矢島(鳥海山矢島口の最寄り駅)と移動したので、蔵元最寄りの仁賀保駅は素通りでした。(その代わり、矢島の天寿酒造にて【鳥海山 純米大吟醸生酒 グリーンボトル】を購入。こちらのお酒については2022年版の心に残った日本酒ランキングで簡単に紹介しています)

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ちなみに上の写真は登山の出発地である鳥海荘から鳥海山を臨んだ所。ここから矢島口の登山口である祓川まで酷暑の中の4時間舗装路歩きは過酷そのもので……。(詳細は『鳥海山矢島口から長坂口その1』を参照)

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鳥海山 七高山 山頂 日の出 東北 登山

こちらは鳥海山を構成する主峰の一つである七高山の山頂一帯の風景。鳥海荘を出発した翌々日の事で(翌日は雨天で、一度登頂も引き返した)、この日は快晴でした。

鳥海山 七高山 山頂 展望 仁賀保高原 登山

七高山からの展望。奥に見える海岸線の手前にはにかほ市(旧仁賀保町)の名の由来となった仁賀保高原、その奥に仁賀保(羽後平沢)の市街地があります。

鳥海山 七高山 山頂 展望 仁賀保高原 望遠 登山

海岸線の望遠。その海沿いににかほ市内の市街地(象潟、金浦、仁賀保)が続いていて、そのうちの仁賀保(羽後平沢、中央右奥の辺り)に飛良泉本舗がある。

味覚の傾向

飛良泉 山廃純米 マル飛 しぼりたて 飛良泉本舗 背面ラベル 日本酒

例によって家族からのレビューとなります。

家族「かなり甘酸っぱい。甘味より酸味の方が強いかも。珍しいタイプ」

犬山「濃さはどんな感じ? 14度だから低アルってほどじゃないと思うけど……」

家族「いや、結構濃い。濃くて酸味があって美味しい。白ワインに近い」

自分も飲んで見ると……最初に来るのはやはり甘酸っぱさ。甘さと酸味の比重でいえば酸味のほうが明らかに強いものの、強烈という訳ではなく透明感があるタイプ。それが穏やかに全体を引き締めている。濃淡で言えば、度数14度とは思えない濃醇さ。

飛良泉の銘柄は今回おそらく初めてでしたが、唯一無二の味で中々面白かったです……また買ってみよう。(その後、購入までは至っていませんが『041|翠巒 純米吟醸 無濾過生原酒』の記事内で【飛良泉 山廃純米マル飛 ひやおろし】の試飲をしています)

飛良泉 山廃純米 マル飛 しぼりたて 飛良泉本舗 味覚 傾向 グラフ 日本酒

※数値が高ければ味が優れているという訳ではないのでご注意下さい

料理との組み合わせ

飛良泉 山廃純米 マル飛 しぼりたて 飛良泉本舗 太刀魚 刺身 モツ焼き 日本酒

酸味強めのお酒なので肉系料理や揚げ物に合いそうな気がしましたが、敢えてシンプルな太刀魚の刺身と合わせてみました。これはこれでお酒の味を楽しむにはいい組み合わせで70点。ただ、個人的には右の塩モツ炒めの方が、飲み口さっぱりした飛良泉との相性が良い気がしました。こちらは80点くらい。

スペック一覧表

項目 内容
蔵元 飛良泉本舗(秋田県にかほ市)→(HPリンク
使用米 美山錦
精米歩合 60%
日本酒度 -18
酸度 2.8
アルコール度数 14度
種別 純米酒(生酒)
購入価格(税込) 3,960円(1,800ml)

買えるお店の紹介(あれば)

飛良泉マル飛シリーズは特約店向けシリーズなのでネットでの取り扱いはそこまで多くは無さそうですが、楽天の方で見つけたので紹介致します。(Amazonの方でも見かけましたが、定価販売じゃないので紹介しません)

とにかく酸味が印象的なお酒なので、甘酸っぱいお酒が飲みたいって方には特におすすめします。

Amazonでも取り扱いがあるものだと、こちらの【飛良泉 山廃純米 マル秘 にごり酒】がおすすめです。今回紹介したしぼりたてと同じ美山錦の60%磨きなので、にごりかそうでないかの違いくらいかなと思います。(個人的にはこっちの方も飲んでみたいかも……)

※流通量の少ない地酒なので、品切れ&リンク切れの際はご容赦下さい。


次回のお酒はこちら→040|嵐童 純米吟醸 しぼりたて生

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