
自宅の晩酌用に苗場酒造の【ゆきのまゆ 純米吟醸 生酒】を調達しましたので、甘口辛口などの味の解説やレビューをざっくばらんに書き殴ります。皆さんの日本酒選びに1ミクロンでもお役に立てますと幸いです。
一つ前の記事です→『037|車坂 純米おりがらみ 生酒』
お酒のレビュー
概要と経緯
今回紹介するゆきのまゆは、前回の車坂と同様に楽天のショップ経由で購入したお酒となります。せっかく通販を使うなら、これまで飲んだ事がないお酒にしようと思った訳ですが……車坂の方は名前は知っていましたがゆきのまゆは聞いた事がない。調べてみると、苗場山の銘柄をメインで醸している苗場酒造が近年に新しく立てたブランドとの事でした。(以前は醸す森という銘柄だったようですが、名前のみ変えてラベルデザインはそのまま継承されているようです)
最近購入したお酒。左から車坂 純米おりがらみ生酒(吉村秀雄商店@和歌山)、ゆきのまゆ 純米吟醸生酒(苗場酒造@新潟)
— 犬山 (@Urayama_City) February 7, 2025
楽天のクーポンがあったので珍しく通販で。せっかくの通販という事で、近場では売ってないものを2本選んでみた。 pic.twitter.com/cRc2xGGoQp
そうして今回入手したゆきのまゆですが、スペックとしては五百万石、こしいぶきを60%まで磨いた純米吟醸の生酒。ただ、調べてみると日本酒度はマイナス二桁(掲載しているページにもよる)という事なので、味わい的にちょっと変わったお酒なのかなと期待を持ちつつ。
ちなみに銘柄となったゆきのまゆは、川面や石面に半球状に積もった雪がその見た目から雪繭として地元(中魚沼郡)で呼ばれている事が由来との事。


ゆきのまゆの製造元の苗場酒造はその名が示す通り苗場山のすぐ近く、山麓部にあたる新潟県の津南町にあります。苗場山と言えば一般的にはスキーのイメージが強そうですが登山的観点からすると高層湿原として有名で、山頂部がまっ平らなその独特な山容も非常に特徴的。
写真は谷川連峰(馬蹄形)の七ツ小屋山からの展望。左の写真の右奥の所に苗場山が見え、右の写真はその望遠となります。

苗場山自体も随分前に一度だけ登った事があり、この時は徒歩でしか行けない秘湯として知られる赤湯温泉の山口館をテントで前泊し、翌日登頂という行程……このテント場、入浴料を払えば料金無料という中々無い太っ腹さでした。

こちらが赤湯温泉山口館の露天風呂……清津川の川沿いにあり開放感は抜群でした。また行きたいな。

入浴後、テントでの夕食風景。高崎駅弁のだるま弁当に『山城屋 純米吟醸無濾過生原酒 雄町』を合わせてみた所。山城屋は今ではおしゃれなラベルにリニューアルされていて、造りも全量生酛造りになったりして変更点も多いとか……特約店は少し離れた所にあるものの、こちらはこちらで今度試してみたい。

こちらは苗場山の山頂部の池塘群。遠望で見える苗場山の山頂のまっ平らな部分は湿原が広がっていて、この時期(6月)はワタスゲやチングルマ等の高山植物が多く咲いていました。

山頂に近付いた所から先程の池塘を見下ろした所。また行きたい山の候補の一つです。
味覚の傾向

今回も例によって家族からのレビュー。
家族「甘酸っぱい。けど割とさっぱりしてるかも……なんかちょっと変わった感じ」
犬山「日本酒度マイナス2桁だから甘いとは思うけど、度数14だしそこまで濃いって感じではないのかな?」
家族「濃くはないね。酸味があって美味しいと思う」
いざ自分も飲んでみる……最初の一瞬は結構甘いものの、甘さの物量はそこまでではなく、直後に酸味がやってくるので全体的に引き締まっている。濃醇か淡麗かで言えばやや濃醇といった所だけど、思いっきり濃いという感じではない。また、酸味が印象的な割にはそれがキレとならずに甘味と並行して余韻として続くのが少し独特で面白かったです。

※数値が高ければ味が優れているという訳ではないのでご注意下さい
料理との組み合わせ

どちらかというと単体で楽しむタイプのお酒ですが、さっぱりしてるので料理にもそこそこ合うかなとスズキと貝紐の刺身と合わせてみる。刺身に合わせるお酒としてはちょっと甘めですが、酸味がそこそこ仕事をしてくれてまずまずの相性。スズキ60点、貝紐65点くらい。
意外と合ったのは奥のモロヘイヤの天ぷら。さっぱりしてるので油物との相性が良いようでした。こちらは85点くらいと高得点。
スペック一覧表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 蔵元 | 苗場酒造(新潟県中魚沼郡津南町)→(HPリンク) |
| 使用米 | 五百万石、こしいぶき |
| 精米歩合 | 60% |
| 日本酒度 | -22 |
| 酸度 | 2.9 |
| アルコール度数 | 14度 |
| 種別 | 純米吟醸酒(生酒) |
| 購入価格(税込) | 3,650円(1,800ml) |
買えるお店の紹介(あれば)
ネットで購入したお酒なので当然ではありますが、Amazon、楽天ともに取り扱いがあります。(Amazonの方は720の商品へのリンクが張れなかったので検索画面のリンクです)
甘酸っぱくもさっぱりしたタイプのお酒なので、甘い酒が飲みたいけど料理ともそこそこ合わせたい……みたいなお酒を飲みたい人にはおすすめです。
※流通量の少ない地酒なので、品切れ&リンク切れの際はご容赦下さい。
次回のお酒はこちら→『039|飛良泉 山廃純米 マル飛 しぼりたて』

