
自宅の晩酌用に吉村秀雄商店の【車坂 純米おりがらみ 生酒】を調達しましたので、甘口辛口などの味の解説やレビューをざっくばらんに書き殴ります。皆さんの日本酒選びに1ミクロンでもお役に立てますと幸いです。
一つ前の記事です→『036|菊水 ふなぐち スパークリング』
お酒のレビュー
概要と経緯
個人的な事情で恐縮ですが、普段自分は日本酒を調達する際は近所の地酒専門店に足を運んで買う事が大半です。
一方のネットの通販ですが、基本送料無料のヨドバシで売ってるような菊水(『022|菊水 ふなぐち スマートパウチ』で紹介)や剣菱(『050|黒松剣菱(特選)』で紹介予定)等の大手酒や、妙高酒造(『067|妙高山 純米吟醸 滓がらみ生原酒』で紹介予定)等の楽天の方に公式ショップを持っていて購入時にポイントが沢山つく所の銘柄くらいしか買わなかったりします。(送料分割高になってしまうので)
ただ今回、楽天の期間限定クーポンがあったので、その消化ついでに久しぶりにネットショップ経由で買ってみました。
それならば飲んだことがない(その上、近所の酒屋で売っていない)銘柄を試してみようという事で、今回選んだのが車坂とゆきのまゆ(『038|ゆきのまゆ 純米吟醸 生酒』で紹介予定)の2本。車坂の名前そのものは以前から知っていましたが、取扱店が近所になく、これまで一度も飲んだ事はありませんでした。
最近購入したお酒。左から車坂 純米おりがらみ生酒(吉村秀雄商店@和歌山)、ゆきのまゆ 純米吟醸生酒(苗場酒造@新潟)
— 犬山 (@Urayama_City) February 7, 2025
楽天のクーポンがあったので珍しく通販で。せっかくの通販という事で、近場では売ってないものを2本選んでみた。 pic.twitter.com/cRc2xGGoQp
今回選んだ車坂のスペックとしては玉栄65%精米のおりがらみの純米生酒。おりがらみでもごくごく薄く濁る程度のものも多いですが、こちらは結構な量の澱が入っていて、しっかり瓶の底に層になって沈殿していました。
ちなみに醸造元の吉村秀雄商店のメイン(地元向け)の銘柄は日本城で、車坂は特約店向け銘柄となります。日本城の方は地元での消費に特化した地酒らしい銘柄との事なので、それはそれでちょっと気になるかも……。


車坂を醸す吉村秀雄商店は和歌山県北西部、紀ノ川沿いの岩出市に立地。岩出と言えば個人的には和歌山のベッドタウンのイメージがありますが、元来は大和街道の宿場町として栄えた古い町で、市内には紀州屈指の古刹である根来寺があります……が、自分は今の所は行った事が無かったり。(公共交通利用だといまいアクセスし辛い所にあるので)
ちなみに写真は岩出から若干東側の紀の川市内にある粉河寺で、こちらも根来寺同様に有名なお寺。この紀ノ川沿い(和歌山線沿線)は古い寺や古い街が多く酒造もちらほらあるので、機会があれば五条で柿の葉寿司でも食べながらうろうろしてみたい所。
味覚の傾向

例によって家族からのレビューになります。
家族「濃くて甘くて辛い……けど酸味もあってさっぱりもしてる」
犬山「おりがらみだから濃いだろうね。甘さは結構ある?」
家族「そこまででもないかな。けど辛口という程でもない。と言うか、どっちかというと甘いかも」
自分も飲んでみる。最初は割としっかりとした甘味というか、様々な味覚が複合した旨味の塊が広がり、そして終わりに鋭い酸味でさっぱりと切れる。全体的な甘辛のバランスとしては中庸と言えなくもないですが、渋味や酸味なども豊富で単純に甘い辛いでは収まらない感じ。
かなり濃厚なお酒なので単体で飲んでも楽しめますが、切れ味が良いので食中酒としての起用も問題なくこなせそう。万能選手的なお酒でした。

※数値が高ければ味が優れているという訳ではないのでご注意下さい
料理との組み合わせ

今回は日本酒のつまみとしては定番?のアジの開きと合わせてみた所。(ちなみに、こちらの干物は個人的に贔屓にしている沼津ふなとというお店の物)
しっかり甘味のあるお酒ですが、しっかり切れてくれるので魚介、特に焼き魚との相性は秀逸でした。90点の組み合わせ。
スペック一覧表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 蔵元 | 吉村秀雄商店(和歌山県岩出市)→(HPリンク) |
| 使用米 | 玉栄 |
| 精米歩合 | 65% |
| 日本酒度 | ±0 |
| 酸度 | 2.3 |
| アルコール度数 | 17.6度 |
| 種別 | 純米酒(生酒) |
| 購入価格(税込) | 2,750円(1,800ml) |
買えるお店の紹介(あれば)
同一スペックの玉栄の純米おりがらみ生酒ですが、Amazon、楽天どちらでも取り扱いがありましたので紹介。複雑味があり飲みごたえがあるタイプの割には価格が3000円以下と手頃。料理にも合わせやすく色々なシーンで楽しめるお酒。かなりおすすめです。
※流通量の少ない地酒なので、品切れ&リンク切れの際はご容赦下さい。
次回のお酒はこちら→『038|ゆきのまゆ 純米吟醸 生酒』
