
プレゼントで亀の井酒造の【くどき上手 Jr.の愛山33 純米大吟醸】を頂いたので、甘口辛口などの味の解説やレビューをざっくばらんに書き殴ります。皆さんの日本酒選びに1ミクロンでもお役に立てますと幸いです。
一つ前の記事です→『024|えぞ乃熊 純米 生酒』
お酒のレビュー
概要と経緯
今回のお酒は以前引っ越しを手伝った際のお礼として頂いたものです。お礼そのものは既に郷乃譽(『020|郷乃譽 生酛 純米大吟醸酒 無濾過』)を頂いていたのですが、こちらのお酒は発売前だったので少しラグが生じてのプレゼントとなりました……ありがたい限り。
また贅沢なお酒頂いてしまった……。
— 犬山 (@Urayama_City) May 27, 2025
銘柄は、くどき上手Jr.の愛山33。くどき上手Jr.のシリーズには色々とあるけど、こちらはそのまま愛山を33%まで磨いた超が付く大吟醸のお酒。
洗練されつくした甘酸味って感じの味わいでした。 pic.twitter.com/SdnHLqa0qL
くどき上手も銘酒界隈ではだいぶ前から知られている銘柄で、全体的に華やかな吟醸酒らしい吟醸酒が大半で、スペックの割には価格が手頃な物が多いので自分でもこれまで何度か購入していたりします。これも愛山の33%磨きという大吟醸の中の大吟醸……の割には値段はそこまででもないと思います。
ちなみにシリーズのJr.(ジュニア)というのは、現在の5代目当主の今井俊典氏が主導して作ったという物(シリーズ立ち上げ当初は先代が当主だったのでジュニアと名付けられた)。内容としては思い切った高精白のものや挑戦酒的な位置づけのお酒が多くを占めています。

自分がくどき上手の中でも特に多く買っているのは、この酒未来の純米吟醸(火入れ)。50%精米(大吟醸規格)にもかかわらず3,300円で買えてしまうのは個人的に破格だと思ってます……味わいの方も特徴的かつ甘辛のバランスも良くて個人的にかなり好きなお酒の一本。

くどき上手を醸す亀の井酒造は山形県鶴岡市。鶴岡市と言えば酒造りの町である羽前大山を始め市内に多くの酒蔵を抱える都市ですが、亀の井酒造は鶴岡の市街地から少し離れた旧羽黒町のエリアに立地しています。
旧羽黒町と言えば名前の通り羽黒山。2022年秋に行った月山&鳥海山登山の途中で鶴岡駅でレンタサイクルを借りて行こうと思った事があるのですが、時間の関係でカットの憂き目に……これによって出羽三山はコンプならず。隙を見ていつか行きたい。(できればその際に亀の井酒造もひと目……)
味覚の傾向

例によって家族からのレビュー。
家族「ゴージャスな感じ。華やかで甘酸っぱくて、うちの酒ではあまりない感じ」
犬山「ここまでの吟醸系のお酒は買わないからねー、酸味も結構あるの?」
家族「すっぱ!って程ではない。メインは甘さかな。それに酸味がちょっと乗っかる感じ」
いざ自分も飲んでみる。全体の構成としては、甘味と華やかさで伸びて酸と微弱な辛味で穏やかに締めるという形。33%という精米歩合なので華やかではあるものの、数字程ではなくむしろ落ち着きが感じられる。甘味や酸味も極端ではなくバランス良い。
このスペックだと単体で飲む事を想定してそうだけど、もの凄く甘いという訳ではないので食事にも十分合わせられそうな気もする。

※数値が高ければ味が優れているという訳ではないのでご注意下さい
料理との組み合わせ

酸が主張するお酒という事で、同じく酸味メインのバッテラ(鯖寿司)に合わせてみました……ちよだ鮨のバッテラって、市販の物の中ではクオリティ頭一つ抜けている気がします。寿司に合わせるには若干甘味が強めですが、組み合わせとしては80点で十分に及第点。

今回のくどき上手に加え、同様の頂き物のお酒を他に2本、郷乃譽(『020|郷乃誉 生酛 純米大吟醸酒 無濾過』で紹介)と醸し人九平次(『023|醸し人九平次 うすにごり 生酒』で紹介)を鰻丼、アサリの佃煮、ヤングコーン等と合わせてみました。くどき上手→郷乃譽→醸し人九平次の順で、香ばしく焼いた鰻丼は85点、90点、90点。甘辛の味付けの濃いアサリの佃煮は70点、95点、80点。炙ったヤングコーンは味わいとしてはやや淡白なので85点、65点、80点で濃いお酒の方が合う感じ。
スペック一覧表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 蔵元 | 亀の井酒造(山形県鶴岡市)→(公式HP無し) |
| 使用米 | 愛山 |
| 精米歩合 | 33% |
| 日本酒度 | -3.0 |
| 酸度 | 1.2 |
| アルコール度数 | 15.8度 |
| 種別 | 純米大吟醸酒 |
| 購入価格(税込) | 2,420円(720ml) |
買えるお店の紹介(あれば)
くどき上手は人気銘柄で一部スペックのものは転売の商材になってしまっているので、比較的定価で買いやすいスダンダードな美山錦の純米吟醸酒を紹介。くどき上手の基本とも言えるスペックなので、まずはこの一本からお試し頂ければと思います。(定価販売が確認できた楽天のみの紹介です。他スペック含め、購入時は価格を確認する事をおすすめします)
便宜上こうして楽天のショップを紹介致しますが、こうした人気銘柄ははせがわ酒店等の取扱がある大手酒販店から購入する事をおすすめします。
※流通量の少ない地酒なので、品切れ&リンク切れの際はご容赦下さい。
次回のお酒はこちら→『026|花垣 純米無濾過生原酒 第4弾 亀の尾(米の違いシリーズ)』

