
自宅の晩酌用に三宅彦右衛門酒造の【若州の酒 桝々福々 純米吟醸 しぼりたて生原酒】を調達しましたので、甘口辛口などの味の解説やレビューをざっくばらんに書き殴ります。皆さんの日本酒選びに1ミクロンでもお役に立てますと幸いです。
一つ前の記事です→『015|大洋盛 特別本醸造』
お酒のレビュー
概要と経緯
お酒の調達の際、自分は基本的には近所の酒屋さんに赴くのですが、そればかりだと種類が偏ってしまうので、たまにはとネットの通販で購入したのがこのお酒。製造元の三宅彦右衛門酒造という名は知らなかったのですが、早瀬浦の銘柄を醸しているという所という事で早々に把握。(首都圏の大手酒販店等でも取り扱いがある銘柄なので)
最近購入したお酒。桝々福々 搾りたて 純米吟醸生原酒(三宅彦右衛門酒造@福井)
— 犬山 (@Urayama_City) July 9, 2025
始めて飲む銘柄……メイン銘柄の早瀬浦は偶に見かけるけど、そちらも飲んだ事はないかも。 pic.twitter.com/OqZ7Lc5XiT
早瀬浦そのものは飲んだ事は無いので実際の比較はできませんが、こちらの桝々福々は山田錦50%の純米吟醸生原酒というスペックからして、華やかな吟醸系という位置付けのブランドとして立てられたものかなーと思います。

桝々福々や早瀬浦を醸す三宅彦右衛門酒造は福井県の若狭、美浜町に立地。三方五湖の一つである久々子湖と日本海に挟まれた早瀬(早瀬浦の銘柄の元でもある)という名の集落にあります。


小浜線は旅行や単純な移動等で結構な頻度で乗った事がありまして、美浜町の中心駅である美浜駅も降りたりした事はあるのですが、色々見て回るとなると中心都市である小浜の方なイメージがあってほぼ未踏だったり。三方五湖はレンタサイクルでいつか回ってみたいなって思っていたり。

福井県内でも若狭辺りはそこまで酒造は多くはないイメージなんですが、調べてみると数軒はあるみたいですね。そうした地酒をいつか小浜の朽木屋で買った焼き鯖とかへしこと合わせてみたい所です。
味覚の傾向

例によって家族からのテイスティング。
家族「甘くて美味しい。広がりが凄い」
犬山「山田の50だからねー。濃淡はどんな感じ?」
家族「さっぱりよりは濃い目寄りかな。結構飲みごたえあっていいお酒だと思う」
次に自分も試してみる。スタートの印象はやはり甘味。その後は山田錦らしいカプエチ系の華やかな吟醸香が広がり、甘味を含めた余韻が延々とも思えるように伸びていく。甘くて華やかで伸びる、山田錦50%のお手本のようなお酒とも言えるけど、綺麗な酒質の割には独特の風味とボリューム感があってそれが少し特徴的かも……吟醸系のお手本のようなお酒だけど、それだけでは留まらない良いお酒でした。
ただ、ここまで華やかなお酒だと食事に合わせるのは難しそうなので、板わさとか焼き味噌とか、つまみっぽい物の方を合わせたお酒主体の飲み方が良いかなと思います。

※数値が高ければ味が優れているという訳ではないのでご注意下さい
料理との組み合わせ

このタイプの吟醸酒だと基本的には単体で楽しむ形になりそうですが、ホッケの干物やマグロの刺身、ホヤ等に合わせてみました。
ホッケは日本酒の共としては定番であり王道で、味そのものが濃いのでお酒としても濃いものと比較的合わせやすい。剥がしたパリパリした部分をつまみながら頂くといい感じ……75点の組み合わせ。
マグロも刺身の中では味が濃い方なので、個人的には濃い酒と合わせやすく70点。ただ、ホヤは流石に甘い酒との相性は微妙……50点。ホヤは濃醇辛口系と合わせれば最強のつまみなので、以前紹介した冨玲(『003|冨玲 純粋清酒(上撰)|梅津酒造(鳥取県)』で紹介)と合わせれば90点でした。
スペック一覧表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 蔵元 | 三宅彦右衛門酒造(福井県三方郡美浜町)→(公式HP無し) |
| 使用米 | 山田錦 |
| 精米歩合 | 50% |
| 日本酒度 | 不明 |
| 酸度 | 不明 |
| アルコール度数 | 17度 |
| 種別 | 純米吟醸酒(生原酒) |
| 購入価格(税込) | 4,035円(1,800ml) |
買えるお店の紹介(あれば)
桝々福々の銘柄は製造本数が少ないのかネット上ではあまり見かけず。ただ、レギュラー銘柄の早瀬浦は楽天で扱っているお店がありましたのでそちらを紹介。丁度新酒のシーズン始めという事で、新酒槽搾りを……。
五百万石使用の一回火入れ純米酒なので今回の桝々福々とはだいぶ傾向は違いそうですが、美味しそうではあります。
※流通量の少ない地酒なので、品切れ&リンク切れの際はご容赦下さい。
次回のお酒はこちら→『017|星自慢 特別純米 無濾過生原酒』
