
プレゼント用に向井酒造の【伊根満開 古代米酒】を調達しましたので、甘口辛口などの味の解説やレビューをざっくばらんに書き殴ります。皆さんの日本酒選びに1ミクロンでもお役に立てますと幸いです。
一つ前の記事です→『012|うごのつき 純米大吟醸 無濾過生原酒 雄町』
お酒のレビュー
概要と経緯

今回は冒頭でも書いた通りプレゼント用(引越し祝い)に用意したお酒になります。
まず簡単に伊根満開についてざっくりと解説……こちらは日本酒界隈では割と知られた赤米酒(古代米酒)の銘柄です。赤米を使用しているので、主に米糠に含まれるアントシアニンが溶け込んでお酒自体も鮮やかな赤色となっていますが、味そのものも煮詰めたジュースのように甘酸っぱく、だいぶ日本酒離れしています。
見た目の奇抜さもそうですが、ジュースのように甘酸っぱい(つまりアルコールの辛味が殆どない)という事は、日本酒を飲み慣れていない人にも抵抗なく飲めてしまうので、「ジュースみたいで飲みやすい!」と大抵の場合喜ばれるんですね。なので、そういった方相手のプレゼントの場合は、これか風の森の適当なもの(炭酸ジュースみたいで飲みやすい!)のどちらかというのが個人的にほぼ定番化しています。
ただ、今回プレゼントするのは普段からコンスタントにお酒を飲んでいる弟相手。なので今回のチョイスは若干不向きではあったのですが、同居してる彼女さんがお酒を殆ど飲めない人なので、この伊根満開ならギリギリ飲めるのではないかと思って選んでみたという次第。
日本酒も1人で飲むより2人で飲む方がずっと楽しいから……という、要らぬ兄のお節介でした。実際飲んでくれたのかどうかは、敢えてこちらから聞くような事でも無いので……。


伊根満開を醸す向井酒造は京都の丹後半島、舟屋で有名な伊根にあります。自分も以前伊根の観光に際して蔵元に立ち寄った事があり、当時は試飲もできました(残念ながら今はやってないそうです)……ここで初めて伊根満開を飲んだ時は「こんな日本酒ある?」って感じに強烈に度肝を抜かれ、四合瓶を即買いした記憶が今でも鮮明に残ってます。
当時は伊根満開も今ほど認知度も高くなかった上、伊根の町そのものも静かな観光地といった雰囲気だったのですが、今はオーバーツーリズムが問題になってるくらいなので町も酒造もちょっと雰囲気変わってそうな気がします。なので、もう一度行ってみたい気持ちと、いい思い出のまま留めて置きたい気持ちが交錯していてちょっと複雑な感じ。

向井酒造のお酒と言えば、この【伊根町 夏の思い出】も個人的に好きです。白麹使用で酸味を利かせたタイプの甘酸っぱいお酒なんですけど、伊根満開とはまた違った清涼感のある風味(酒質自体は超濃醇です)。伊根満開は普段飲みするにはちょっと価格が高いですが、こっちはそこそこ手頃なのも良い所。
味覚の傾向

プレゼントで赴いた弟宅にて早速開けてみようって話になったので、そちらでのテイスティングに……早速、弟に飲ませてみる。
弟氏「いつもの伊根満開の味。甘酸っぱくて独特……これはこれで有りな味」
犬山「彼女は飲めそう?」
弟氏「全然無理だと思うw」
これなら日本酒飲めない人でも飲めるかなーと思ったのですが、ちょっと厳しいようでした。
続いて自分もテイスティング……以前飲んだ伊根満開のイメージ通り、およそ日本酒離れした風味と甘酸っぱさは顕在ではあるものの。
犬山「こんな味だったっけ? 確かに甘酸っぱいけど、ここまで濃かったかな」
弟氏「確かに前より辛くなってるような気もする」
犬山「キレ出てるよね。あと、全体的にもっとさっぱりしてて、お酒の色合いも若干違ってた気もする」
変化が気になったので調べてみると、2022年の造りを境に少し味が変わったという投稿を見かけた。真偽は不明だけど、そう感じる人は自分だけではないようでした。
変化そのものについては、飲みごたえが増してしっかりとしたキレも現れているので個人的には良いものと考えるけど、人によっては……特に、あまり日本酒を飲んでない層には濃すぎると感じる場合もあるかも。
ただ、その場合はラベル裏で推奨しているようにロックにしたりソーダ割りで飲んだりすると塩梅として丁度良さそうだと思いました。この値段のお酒を割って飲むのはちょっと勿体無い気もしますが。

※数値が高ければ味が優れているという訳ではないのでご注意下さい
料理との組み合わせ


こういう極端に甘いタイプのお酒は食前酒的に単体で飲むか、料理に合わせるとしてもお酒が勝ちすぎてしまい通常の料理には全く合わないと個人的に思っているので、適当なお菓子系とか、おつまみ系に合わせるのが無難と考えています。
お酒の写真を入れ忘れていたのでお菓子単体で恐縮ですが、今回合わせたのは少し前に物議を醸したケバブ味(ポークエキス入り)のポテトチップス。市販のポテチとしてはやや辛め&味濃いめでしたが、その分お酒によく合いました。65点くらいの組み合わせ。
ただ食事に合わせるタイプのお酒じゃないので、単体で少しずつ飲んでいくというスタイルが一番かなと思います。
スペック一覧表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 蔵元 | 向井酒造(京都府与謝郡伊根町)→(HPリンク) |
| 使用米 | 紫黒米(古代米)など |
| 精米歩合 | 不明 |
| 日本酒度 | 不明 |
| 酸度 | 不明 |
| アルコール度数 | 14度 |
| 種別 | 普通酒 |
| 購入価格(税込) | 2,860円(720ml) |
買えるお店の紹介(あれば)
割と有名なお酒なので、Amazonと楽天共に複数店舗で取り扱いがあります。一度も飲んだ事がない人であれば試す価値はありますが、日本酒としては価格が結構お高めなので、ちょっと試してみたい程度であれば300mlの小瓶で十分かなと思います。
楽天のみの扱いですが、上の方で紹介した【伊根町 夏の思い出】も載せておきます。こちらも十分特徴的な味わい(甘酸っぱい系)で価格も伊根満開よりはだいぶ控えめで、ある程度お酒を飲まれる方ならこちらの方がおすすめかも。興味が湧きましたらどうぞ。
※流通量の少ない地酒なので、品切れ&リンク切れの際はご容赦下さい。
次回のお酒はこちら→『014|〆張鶴 月(本醸造酒)』



